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幻覚の始まりか? 初めてのモノ隠し [幻覚・妄想]

 

19日のこと・・・
夕飯を届けに行った。

ドアの郵便受けには新聞がささったまま。
これも、よくあること(最初は驚いたけど)。

ドアを開けるといつもの靴がない。
けれどもテレビの音はしている。

部屋に入って行く・・・居ない。



でも、ベッドにそれらしき山が・・・


具合でも悪いのかと駆け寄る娘さん=私。



ええええええ~~~っ! なんでぇぇぇ~~~!


あやちゃんは裸でベッドに横たわっていた。
おっぱい丸出しなのである。パンツいっちょだけある。




「なんで、裸で寝ているの?」と聞くと・・・

「だって、そうしなさい!」 って・・・。

妄想なのか幻覚なのか・・・過去2回、3人の男がやって来て・・・という話がある。

その日は、管理人さんか管理組合の人がやって来て、
「そうしなさいって言うから」

「だから? 裸で? 寝てる?」

「そう」

ありえん。

裸なので、この際、着替えさせるのには好都合!

でも、洋服を着ることに軽い拒否。

「だって、そうしていなさいって言われているのよ!」・・・とまだ、言う。

「そんな裸になっていなさい!なんて、おかしなことを言う人のいうことなど聞かんでいい!
 あやちゃんは私の言う事だけを聞いていれば、それでいいのだ!」


とにかく、洋服を着させ、落ち着かせ・・・

辺りを見回すと、なんかがおかしい。

着ていたはずの服がない・・・パジャマもない。
そういえば靴もなかった。

部屋は乱れていながらも、それなりにあるべき所に置いてあり、
あやちゃんの取りやすいとか、使いやすさを優先させてある。
それがなんだかいつもと違うのだ。


箪笥の上の人形ケースもいじられている。

初めて・・・モノを隠すという行為を始めてしまった。

過去、置き忘れで探すことはあっても、今回のようなことはなかった。


部屋中を捜索し、靴が出て来た。

何がないか・・・私も分からない。
思案していると、

「さっき、男の人が来て、そうしなさいって」

「モノを隠しなさいって、言ったの?」


「子どもがいっぱい来るから、
 裸で寝てて、来たらおっぱいをあげてくれって」

「・・・(*ーー)」


結局、靴、眼鏡(2)、バッグ(財布など入っている)、
時計、指輪、脱いだ服、パジャマ・・・
それら、日常的にないと困るものは探し当てた。

もしも、なかったら、どうしていたのだろうか・・・
自分で隠したことも忘れて、隠した場所なんか絶対に覚えていなくて、
結果・・・誰かが盗った・・・に移行していくのだろうな~。

ところが、

1番、大きな(長い)杖。
これがどうしても探せない。
あんなに大きなモノがなぜ?

杖は以前使っていて、少しだけ曲がってしまったのを取ってあったので、
見つかるまで、それを使ってもらうことに・・・


「杖・・・どこへやったのよぅ?」って聞くと、
「あるじゃない!」って古いものも新しく買ったものも区別不可能。


そして、何度も「男が来た」と言う。

私は遺失物の捜索中なので、相手にもしない・・・というか、
非現実的な話に、なんと受け答えしたらいいか、わかんない。

すると
「あんたは、私がバカになったと思っているんでしょ?
 でも、本当なんだから! 」
とそういう時の口調は昔に戻ったようで、とてもしっかりしている。


でも、モノを隠す・・・とうとう、新たな局面を迎えたのかと思った。
一過性でしばらくは潜むのか・・・
それとも、日常的に起こる(幻覚を見るのか)
あ~~~~~~、なのだ。






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今度は、小学校の担任の先生が・・・ [幻覚・妄想]

 

9月に入って、穏やかに過ごしていた。
8月に4回も大きな方を漏らしてしまったけど・・・そんなこともなく、
まだまだあやちゃん、大丈夫! とか思ったのだけど、
新たなステージの幕が上がった? のかもしれない。


いやいや、あやちゃん霊媒師になったのか? と思うようなことが。

その後の幻覚? 幻視?は女の人が来たというもの。

最初の人は「小宮山」と名乗り、その人は知らない人なのだけど、
「父に頼まれて、あなたの様子を見に来ました」と言うらしい。

でも、その人は適当に話を合わせている感じで、
インチキなんだと分ったと・・・。


次は、小学校3年~5年の時の担任の先生で、
昔の話をしばししたそうだ。
「こっちは本物だったのよ~」と言う。
そして、
「明日はAデーサービスでしょ? 私も疲れたから帰ります」と帰って行ったそうだ。


ドアには鍵をかけている。
どうしてその人達が入って来るのか? 私には疑問なのだけど、
「ドアをドンドンと叩くから…」と言う。

「でも、知らない人なら、ドアを開けない方がいいわね」と言うんだけど、
あやちゃんの話は、同じ事しか言わない。

こっちが聞きたい肝心なことには答えず、答えにならない同じことを言うだけ・・・


そのお二人は特にアレをしろとかコレをしろ! と命令はしないようで、
穏やかに語り合った・・・そんな感じだ。
潜在的に、会話に飢えているのかな?

とにかく、害がなかったので、よかった・・・?
担任の先生とは、昔の話ができて、懐かしそうだった。

やすちゃんに、この幻覚の一連のことを話し、
認知症も中期にさしかかったかもしれないと伝えると、
「でも、もっと前・・・5年位前にも、
  駅で、あんたを知っている・・・という人に遇った・・・ 
 
 あんたの親も知っている・・・と言われた」ってこともあったじゃない?

そういえば、そんなこともあった。
って、ことは、大分前からなのかな?
周期が短くなってきたってこと??


ケアマネにメールで説明したところ、
レビー小体型認知症かもしれないとのこと。
幻視、幻聴が現れるタイプの認知症。
遅かれ、早かれ、そういう症状は出てくるとは思っていた。

けど・・・ひっかかることがある。

飲みすぎることが多くて睡眠導入剤を止めてしまって、昼夜の不明はなくなった。
それで、過ごせるかと思ったけれど、
幻覚は導入剤がなくて、熟睡できないことが原因なのかな? とも思える。

それが原因で、睡眠障害になっているとしたら・・・可哀想である。

飲みすぎさえなければ、飲むことで熟睡できれば、それに越したことはない。
夜眠る前の薬の管理となると・・・
同居以外にはないね~~。

困ったな~。


主治医にも相談しないと・・・と思っている。
けど、内科なので、どういう診断になるか・・・。

そうそう、前回、睡眠導入剤を止めるという決断をし、薬を断ったときは、
主治医、夏休みで代理の医師だったのだ。
その医師もなかなか話を聞いてくれる人で、好印象だったんだよね。



Memo:

鬱症状や幻覚症状に効果ある「加味帰脾湯(カミキヒトウ)」
http://www.kanpou-ichizen.com/2006/12/post_968f.html

ツムラもあるけれど処方箋。ロートのは売薬である。
http://www.wakansen.com/prod/item07.htm


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ステージが変ったと感じたことをまとめて [幻覚・妄想]



思えば、8月頃からいや、もっと前から予兆はあったのかもしれない。
それが察知できなくて、どんどん進んでしまったということか。
気づいてあげられても、いずれは現れる症状だったのではないかとも思う。

9月19日からの劇的な変化を一気に記録しておきたいと思う。
というのも・・・新たな病院に診てもらうことになって、
つたない記録でも、症状やいつ頃? かの説明にこのblogは役に立った。

あやちゃんの家はまだ、ネット環境にないし、それがあってもそれどころじゃなくって、
打つ時間も取れなかったと思う。
旧式に紙に手書きでメモ程度にとってあったので、それを元に記憶を付け加えて・・・
過去に遡り日付を1日、1記事にするよりまとめて見られるようしようと思う。
は天使、×は悪魔のあやちゃん。


既に21日までの幻覚・幻聴などは記したので、その続き

9月22日(水)【警察を呼んでしまった。包丁も隠してしまう ×】

朝、8時半頃、警察からケータイに電話がある。
お母さんから通報があり、泥棒が入り上着などを盗まれたと言われ、
「今、箪笥の下着が入ったところを見せてもらっています」とのこと。
「すぐに、参りますが、認知症なので、
 話を合わせて『引き続き犯人捜査を致します』
 位でお引取り頂いて大丈夫です」とお願いした。

電話の本体近くに身近な人の電話番号と警察110、消防119を貼っておいたので、
それを見たんだと思った。

飛んで行くと、何時にも増して虚ろで・・・
何があったか聞くと上着の話はせず、
今度は「youが用意してくれているお昼ご飯や晩ご飯をね・・・盗まれたのよ」と言う。
「それで・・・警察に電話したの?」 「そう・・・」
そんな感じである。
男が侵入してきて、盗って行ったということらしい。

「今、朝だから、まだ昼も夕ご飯も用意はしてないのよ」
 元々、ないものをどうやったら盗れるんだい?

でも、朝、食べる食パン3枚が残っていたものと、いつものマーマレードがない。

冷蔵庫を調べると、食パンは冷凍庫、マーマレードは冷蔵庫にあった。
見せて、あったわよ!と言うけれども、あやちゃんは納得できない様子。

私がしまい忘れたままの置き老眼鏡も冷凍庫で凍っておったよ~(>_<)


否定しちゃ~いかんとあるけれど、
否定というより、鍵がかかっているドアから自分(母)が開けない限り、
誰も・・・鍵を持っている私以外は入って来られないから。
だから、安心して暮らしてほしいと・・・
そのような意図で説得しても・・・難しい。
「信じないなら、もう、話はしない!」と言われてしまう。

その日はやすちゃんも来てくれることになっていた。
事前に幻視や警察まで呼んでしまったことを伝えて・・・
私は否定するので、やすちゃんにはただ、聞いてもらうように
役割分担をすることに。


管理人さんからは、警官3人も来てたぞ! と言われ、
大げさなことになっちまったな~と思ったので、
その後、交番に行き、事情を説明すると・・・
初めての人からの「110番」で、泥棒と言われると、
3人で出動しないとならないのだけど、
今回、認知症だと判ったので・・・もし、今後そういう電話があったら、
私の携帯にかけてくれるということになった。

手土産を持って、交番へ向かう途中、やすちゃんとばったり会ったので2人で行くことに。
全くの余談だけど、おまわりさんが、同姓で私達と同じ出身地だったのだ。


他、男に盗まれまいと思うのか、幻聴がそうさせるのか、
杖(2本目)、バッグ、眼鏡、指輪、腕時計、財布にあった1000円札4枚などを隠していた。

やすちゃんが「包丁なんかも隠していた方がいいんじゃない?」と言う。
そう言ったと同時に、あやちゃんの椅子の座面横に包丁が隠されていたのを発見!
何かに包んであったのだけど、まさか・・・そこまで? という思いが強かった。
なので、包丁、果物ナイフ全部隠した。
その後のことだけれど、包丁を隠されたので、今度はハサミを椅子横に、まるで護身用に隠し始めた。
3丁ほどあったのが、1丁はどこへ隠したのか、出てこない。

9月23日(木)  【○】

まだ、私はこれはオオゴトだ! という認識がなかった。
何度か寄るがごく普通に呆けている感じ。電話に出ると、明るいしっかりした声だし、
夕方、配食サービス前に電話をしても、普通で受け取りもできていた。
なので、安心していた。

ケアマネには警察を呼んでしまったことをメールで報告。*

9月24日(金)【うんこまみれで倒れている ×】

この日はAディサービスの日。
朝から起きていますか? 朝ですよコールをするが電話に出ない。
慌てて、行くと・・・

おお~~!! なんということ! 地獄絵のようなことになっていた。

仏壇のある和室で、パンツだけでほぼ裸。そんな状態で、畳は何か所も尿まみれ。
それだけではなく、うんちまみれのあやちゃんが、仰向けで倒れていた。
寒かったのであろう。
立てたのが不思議でもあるけれど、その真上にある洋服掛けから
ありったけのコートなどを下ろし掛けてあった。
けれど、それらもうんこなのかしっこなのか、はたまたどちらもなのか、まみれて凄い匂いに。

声をかけて起こしても、虚ろで・・・この状態で一体、何から手をつけたらいいのか・・・

先ずはあやちゃんをお風呂に連れて行き、シャワーで汚物を洗い流す。
体についた汚物がじゅうたんの床に落ちてしまうので、ペットシートをあてがって移動。
着替えさせてから、洗濯、畳の汚物処理。

その間にデイサービスに状況を説明し、休むことを伝える。
デイ=ケアマネ。話は確実にケアマネに通じている。*

ケアマネの紹介してくれたA神経内科に受診の依頼。
電話をするにも、聞かれたくないことだらけなので、ドキドキする。
すると、完全予約制で2週間後になるとのこと。
ケアマネの推薦の医師ではないが、
朝、キャンセルが出て明日16時、別の医師なら診察可能とのこと、予約する。
ソーシャルワーカー(相談員・S氏)と話す。


この日から私だけで泊まり込むことに。



9月25日(土)【A神経内科受診・物を投げる ○→×】

朝から、調子はいい。
新たなA神経内科を受診。16時予約。ダンナに車で迎えに来て貰う。
早く着きそうだったので途中、ファミレスでおやつ・・・コーヒーゼリーなど。

診断前のカンファレンスをS氏とMさん3人で1時間位。
過去から現在までのことを細かく聞かれる。

あやちゃんは、その間、待って居られなくなる。
ダンナが途中で呼びに来る。
後から聞くと「帰るから、車を玄関まで回してちょうだい!」と何度も言われ、
歩いて玄関まで行ってしまう。

その後、Y医師に診てもらうが、検査をしないとなんともいえない。
検査は心電図、血液、CT、尿は採取できず。

レビー小体型であれば、漢方の抑肝散(よくかんさん)が副作用も少なく有効の場合があるようだが、
処方してもらうには、何度かの検査、診察をしてもらわないとならない。

とりあえず、今飲んでいる薬の中で、
頻尿の薬(90日もらったばかり)を止めてみるように言われる。

受診後、夕方から段々おかしくなってくる。

この頃から、瞑想的行動が出てくる。目を閉じ口はへの字、下唇が突き出る感じ。
何かに耳を傾け、決して、私の顔を見ない。目も合わせない。
聞こえるという頭の中の声に、時々うなづいたり首を振り否定したりするような行動。
更に、身の周りのものを隠すだけでなく、投げるという行為も出てくる。
1番身近な杖を投げると凄い音がする。
それでも、ないと困ると思い、探しては元に置いておくと何ごともなかったかのように使い、トイレに行く。
その後、頻発するので杖を隠す。すると転倒が心配なのでトイレなどの移動に手助けが必要となる。

投げる原因をまともな時に聞くと「そうしなさい」と私には見えない頭の中の男に言われるそうだ。


9月26日(日)  【終日、穏やか ○】

朝から「昨日の夜、私、少し変だったわね」と起きる。

終日、穏やかで夜、お風呂にも入る。
少しだけ自宅に帰るが、帰っても掃除洗濯やることは山積み。

9月27日(月)【やすちゃんと捨てる荷物を整理 ○→×】

同居に向けて、捨てる為に今まで整理した荷物と更に捨てる物を分別する作業。
引き取りは、廃棄物処理の会社に依頼(管理人紹介)。
和室の押入れ・天袋。サンルーム。元・私の部屋の押入れ・天袋など。
不用品を出すと、寝るところがなくなる。
今から、約半世紀前、上京した頃からある物がいっぱい出て来た。
やすちゃんに来てもらい、2人で作業。
11時50分頃、業者見積りに来る。
1回では無理なので何度か来てもらうようになるなど話たそれでもざっと見て3万円。
でも、分別もしなくて済むので助かる。
重い家具や鉄製で昔買ったお尻や腰をブルブルさせる健康器具なども引き取ってもらえる。


その間、あやちゃん椅子に座り静観。

昼ごはんを外で食べ、3時の休憩で「ブドウ」を食べようと誘う。
すると、声がして「何もしていないのに、ブドウを食べる資格はない」と頭の中の声に言われる。
そう言う。
とんでもない! そんなことはない!となだめる。
まだ、頭がすっきりしている状況で、どんな声がするのか・・・聞く。

また、私がとても気になって引っかかっていること。
おかしくなってしまう理由に今までひとり暮らしで気ままに過ごしていたのに、
突然、私が行き、歯を磨けだの夜、化粧を落せだの・・・関与することがイヤなのではないか、
それが原因で内に篭るような態度になってしまうのではないか。
そんなことを聞いてみたが「そんなことはない」と言う。
男のダンナも来ることがイヤなのでは? にもそれもないと・・・とりあえずは言ってくれた。

夕方からまたまた、変貌。
瞑想し、私の問いかけは一切無視。♪そこに私は居ません。そんな感じだ。
トイレにもひきこもり、放っておくと全く出てくることはない。
物を投げる。何か悪いモノに憑依されている。八百万の悪霊がとり付いた感じだ。
盛り塩をしようか? と思ったよ~~。
隠すから投げるにも変わり、次は何が出てくるのか・・・
物音、足音がするだけで、恐怖まではいかないが、とても心は安らまない。


9月28日(火) 【デイサービスに行く ○】

朝から機嫌よく、デイサービスの日は分るようで、
出かける時間に向けてのペース配分も自分なりにあるようで、それなりにできる。
自分でパンを焼いて食べたり、化粧をして待つ。

業者に来てもらい、不用品の引き取りを実行。
かなり眠れるスペースができる。

帰宅してからも機嫌はよく、寝る前に歯磨き・顔拭き(化粧落としのシート)もする。

9月29日(水)【診療所・食事・美容院 ○→×】

かかりつけ医の診療所へ行く日であった。
薬は飲みすぎはなくなり、むしろ飲み忘れの方が多かったので、余っていたが、
急変ぶりを伝える・新たに神経内科に通おうと思うと伝えるためにも行く。

歩行器を使い、機嫌よく向かうが、その日は混んでおった。
1時間半近く待たされ、途中で飽きてしまったかのようだったけど、
主治医の名前は言い当てて、私を驚かせる。何度教えても覚えないと思っていたので、
記憶にあることが不思議だった。
医師には上記を伝え、いつもどおり薬を処方してもらう。
但し、前回中止した導入剤は私が管理できるので、再開している。処方してもらう。

天気もよく、近くのホテルのレストランでランチをするかと尋ねると。
思いのほかすんなりOK。
その後、伸びすぎた髪の毛もカットしたい。
そこから近い美容院へ誘うと、それもOK。シャンプーしカット。シャンプーだけでも助かる!
それらを済ませ自宅へ帰る・・・そして、魔の夕方、まさに逢魔時・・・
あやちゃんは別の世界へ行ってしまった。


杖、眼鏡、化粧ポーチ、テレビのリモコン。
それらを私がちょっと目を離した隙・・・トイレに行った僅かな時間や、
下にあるスーパーに買い物に行った短時間に、待っていましたとばかり隠す。
戻るとなにかが違う。あるべき所にあるものがない。

この日、私達の布団も干せ、寝具も洗えたので、ダンナも泊まりで来てもらうことにした。
しかし、あやちゃんが最悪な時からの同居開始。
こんなにダンナの帰りが待ち遠しいことは過去になかった。
初めて、ダンナも変貌したあやちゃんを見ることになった。

夜中にトイレに立てこもり、それも服を脱いでリハビリパンツだけとか・・・
一緒に住み始めてから、リハビリパンツにした。
普通のパンツは隠してしまえばいいというやすちゃん。
そこまでしなくても、抵抗弱く・・・(本心は分らない)履いてもらった。


9月30日(木) 【S神経内科キャンセル ×→○】

昨晩からの続きで、朝から最悪! 
2回目の検査、認知症の長谷川式検査、心理テスト、前回できなかった尿検査など・・・予約をしていた。
朝から雨だったので、タクシーで行こうと心に決めていた。
でも、とても連れて行ける状態ではない。
何度、声をかけてもベッドから出て来てくれない。無視される。
本当に困ってしまう。どうしたいいか分からない。
前回、S神経内科に行った時に、お困りごとがあったら、なんでも話して下さいとS氏に言われていた。
そうは言われても・・・そんなことを言われたのは初めてなので、どうしたらいいのか・・・
本来、相談ごとはケアマネの仕事ではないかと思われた。

急ぎでキャンセルの電話をすると、細かく状態を聞かれ、
神経系統、脳の病気にはその日の症状でキャンセルされる方は多いです。
なので、キャンセルは気にしないで、ぜひ、連れて来てくださいと言われる。

先方で調整してもらい、10月2日(土)14時に医師を変えてS医師に診てもらうことにして予約。
そして、その時にケアマネも同席してほしいと言われる。

私自身の認識がまだまだ、初心者であって、今までケアプランを作り、いい施設などを紹介するのが、
ケアマネの仕事だと思っていた。
なので「そんなことをケアマネに頼んでいいんですか?」と聞いてみると、
最初の診察の頃は皆さん、そうしていますとのことで、頼んでもいいようなのだ。

なので、ケアマネに依頼すると「じゃ、現地で待ち合わせましょうか?」となった。
そう言われて、家には来てくれないんだな~、
そこまでは介護保険の中ではしてはいけない部類のことか・・・とそう思った。
現に福祉タクシーもありますからね~とも言われた。

土曜日、ダンナに仕事さえなければ、支えたりする力の要することはできないけれど、
運転手だけならできる。
なので、なんとかしますと伝えた。

そのS氏から、そろそろショートステイなども考える時期ではないか??と言われた。
私は余程、ボロ雑巾のようにくたびれていたのであろう。
診療以外でも親切にアドバイスをしてくれる。
これじゃ、どっちがケアマネかわかんない位だ。

話は長くなるが、こんなことになる前から、我が家のお風呂のユニット交換を計画していた。
8月から3社から見積りをとり、結果、あやちゃんのとこをやってもらった人にやってもらうことにした。
お風呂のユニットは受注発注なので契約から2週間はかかる。
そして、その工事を10月4・5・6日で行なうことになっていた。その間、私は自宅に居ないとならない。
5日火曜日は、デイサービスでなんとかしのげるかもしれないが、
基本、工事時間は9時~5時で、遅くなることもあると言われていた。
○印で天使にあやちゃんなら、置いておくことが出来るかも・・・だけど、
悪魔になったら、とてもひとりでは置いておけない。
急遽、ケアマネに、ショートステイを探してもらう依頼をした。

運がよく、まだ、新しくできたばかりであまり広まっていない為か、空いている所を見つけてくれた。

今度は、その施設のI相談員と電話で話しをし、
またまた、いろいろと介護認定を受ける前からのことを一から説明をした。

明日・10月1日、説明などと契約をしに来てくれることになった。
自分で見てもいない施設だけど、ネットで調べると、なかなか良かった。
こんな緊急時に対応してくれるだけでも、ありがたかった。


そして、あやちゃんはというと、午後、やすちゃんが来てくれて、
赤子をなだめるように声をかけ・・・やっと、こっちの世界に戻って来たという感じだった。
やすちゃんが居る間にお風呂にも入れられ、頭は美容院でシャンプーしたので、それ以外を洗う。

そして・・・今度は、老人ハイ! ともいえるような躁状態でハイテンション。
食事もし、ダンナともよく話をし、23時になっても眠ろうともしない。付き合っていたらこっちがもたない!
導入剤を飲ませて「そろそろ寝ないとね」とベッドへ行ってもらう・・・そんな感じだった。

いろいろあった9月の最後は、それで終わった。


10月1日(金) 【デイサービスへ行くが・・・ ○→×】

ハイテンションで夜中に何度もトイレにも起き、目覚めてもとっても機嫌いい。
朝から、バッチリ化粧もし・・・食事もし、元気にAデイサービスへ行く!!

久しぶりの自由時間だった。少しだけ公園に彼岸花を観に行くが・・・既に枯れ気味なのが多かった(ノ_-。)
その後、必要なものの買い物へ行き、自宅で猫とくつろぐ。
おそらく文句であろう玄関先で、いつもと違う鳴き方をされる。
にゃんこも久しぶりの私。かわいい。癒される。
短い自由時間も用事で追われて、さようなら~!

16時、SショートステイのIさんがあやちゃん宅に来ることになっており、
デイから機嫌よく帰ったあやちゃんと本人面接。
本人が居ると言えないことを隣りの喫茶店で話し、契約をする段取りにしてもらう。

自宅浴室の工期は3日だけれども、9時に家に着くにはそれ以前に迎えに来てもらわないとならないとか、
6日、もし、工事が長引いたら、あやちゃんが帰る時間に私は居られない。
2泊3日では厳しい、私の方で対応できない。
それでも初めから、4泊5日はきつい?? 
そんな相談からだったのだけど、確かに、厳しいし、
3日・日曜日だと、あやちゃんのような症状に慣れたベテランさんが休みであると・・・

いろいろ考慮し、4日(月)、迎えの時間を通常は9時半のところを
時間外の8時半にしてもらうことにしてもらった。
本当にありがたい。

そして、帰りについては、様子をみて決めましょうとなり、
6日までの様子をみて、7日も可能そうであれば、相談しましょうとなった。
2泊3日になるか3泊4日になるか・・・あやちゃんの様子次第となった。


ショートステイを利用するのも初めてで、あやちゃんになんて伝えたらいいのか・・・
合宿? 豪華温泉付き旅行が当選した? 気に入っているAデイサービスのお泊まり会??
それは、事前に伝えてもおかしくなるかもだし、行かないと言うかもだし・・・
記憶にも残らないかもだし・・・出たとこ勝負にした。

1番不安なのは、調子がよければいいんだけど・・・ということだ。
時間外で、デイや他の迎えと重なり、Iさんひとりでしか来られないので、
できれば下まで連れて来てほしいと言われた。
通常であれば、可能だけど・・・もし、おかしな状態だと、絶望的な背水の陣である。

そんなことで、打ち合わせ。帰ると、まだ、断っていない配食サービスからお弁当が届き、
18時、それを食べるが・・・なんだかおかしい。
そして、19時頃、ホントにまたまた、あっちの世界に逝ってしまったです。

ただ、その日は私の問いにも応える事もあり・・・
こうなったら、お友達療法だわ! ってことで、旧友や職場で仲良くしてもらっていた人たちに電話をする。
どちらも、あやちゃんの状態は伝えてあり、納得済みな人たち。
初めは話しこそするが、次第に集中力が切れていくのが分り間が持たない。
おまけに、電話なのに、声も出さず、うなずいているだけなので、それは先方には伝わらない。
無言電話と同じなのだ。

結局、その療法?も効き目なしだったし、
どうやら「近くにyouちゃん居ない? 替わって・・・」と想像される相手の言葉には、
「居ない」と・・・私ったら、目の前に居るのに・・・
「居ますよ、居ます!」って言っているのに、そんなふうに言われてしまった。

本当に夜が長くて・・・ダンナの帰りが待ち遠しかった。
それでも22時、ひとりベッドへ行き、服のまま寝てしまう。
途中、なんとかパジャマに着替えてもらう。
リハビリパンツも取り替えないと大変なことになるので、それもなんとか・・・。


10月2日(土) 【S神経内科へ行くのにケアマネを呼ぶ ×→○】

朝から起きない。トイレには行くが・・・声かけには一切応じず。
ただ、そんなに辛そうなあやちゃんは見ていられないから、
病院へ行って、頭の中の声を消してもらいましょう。
頭掃除の日本一のせんせのとこへ行きますから!というと、うなずく。

14時にA神経内科を予約しているけれど、このままではまた、キャンセルしかない。
困り果てた。
こんな時にどうしたらいいの? 地域包括支援センターへ電話で相談する。
こちらも初めて。今まで、そんなに困ったことも手を焼いたこともないのだ。

状況を話すと、そんな時こそ、ケアマネに来てもらい連れて行ってもらえばいいと言われる。
はぁ~?って感じだった。目から鱗?
「ええ~~、そんなことを頼んでもいいものでしょうか?」
そんな時のためのケアマネで、担当者の状態を1番把握しているのもケアマネの仕事だと言うのだ。
なので、どんどん頼みなさい!と力強い言葉をもらった。

また、あやちゃんの状況も話すと、デイとショートを利用して、
介護者の負担を軽くしないと、持たないところまで来ているんじゃないですか?
それも、ケアマネに相談にのってもらってくださいと・・・
診察できたかどうかの情報も月曜日にフィードバックして下さいと言われた。

その後すぐにケアマネに電話をし、現地で待ち合わせと言ったけれども、
このままだとまた、キャンセルするしかない。
なんとかならないものかと相談すると・・・
いとも簡単に「じゃ、車椅子を持って、迎えに行きましょうか?」となった。

いや、そんなことができるなら、もちろんお願いしたい。
ってか・・・もっと早く、どうして言ってくれないのか? とも思った。
依頼すれば、やるけれど、決して自発的には提案や優しい救いの手は差し伸べてはくれない。

ちっと不信感が募ったのだけど、考えてみれば、
ケアマネ=デイサービスで送迎の運転もしているが、
いい時、天使のあやちゃんしか見ていない。
けれども・・・
24日、裸でうんことしっこまみれになって、デイを休むと言った時でも、
心配して電話をしてくれることはなかった。全てが事務的なのである。

でも、その日、13時15分にケアマネが来た時もあやちゃんはベッドに張り付いて、
掛け布団を頭から被り、必死で押さえている。
こちらの声かけにも一切応じず。
ベッド近くまで車椅子を運び、パジャマに薄手のコートを羽織らせ、
ベッドから引き剥がすように、無理矢理連れって行った。

マンションの下では運転手のダンナが待っていてくれる段取り。
(というのも、駅前なので、とても車を駐車したままではいられないのだ)
それに乗せ、なんとか診察ができた。

でも、医師を変えたので、またまた、1番初めから。
次回は検査で14日(木)16時30分に予約をした。
S医師には最悪の状態のあやちゃんを診てもらうことができたかも・・・

そんなことで、ケアマネも悪い状態のあやちゃんを初めて目の当たりにしたのだった。
昨日は、普通でしたよね? ってな感じなのだ。
これで、共通認識でケアプランを立てて貰えそうな・・・そんな気がした。

病院から帰る頃、冷め始め、なんとなく元に戻る。
夜も一緒に食べ、着替えて眠る。


10月3日(日) 【家捜しをしたようだ ○→×】

朝も早くから起きていた。
あやちゃんが箪笥に隠していた指輪と時計。またまた隠されて、分らなくなっても困る。
そして、ショートステイには貴金属はしてこないでくれと言われていたので、
指輪は金庫へ・・・腕時計は・・・別の保険証などと一緒に、しまっておいた。
その時計をしているのだ。
他にもあやちゃんが行かない部屋に吊るしてあったお気に入りの半袖のカットーソー。
見えるとこの秋でも着てしまう可能性大だったので、隠してあった。
それらを出してある。
どうやら、私が寝ている間に家中を探し回ったようである。驚きだった。
でも、隠されるよりは全然まし。

朝食も食べ、天気がよかったので、外に誘うけど、それはイヤだと言うので、
3階のプレイロットでおにぎりなんかを食べて、ちょっとしたハイキング気分。
たまには日に当たらないといけないのよ~なんて誘ってみると行くと言う。

この週末はダンナにはゆっくり過ごしてもらうために、自宅へ帰ってもらっていた。
夜にはこっちで一緒に食事を! なんて言っていた。

まだまだ、同居に慣れない。お風呂は裸でベッドまで行ってもらうあやちゃん。
ダンナがいたら、お互いに気まずいかと想像されたし、
それを理由に入らない!と言われるのは、困る!

機嫌がいい間にお風呂に入れてしまえ! と呼んだら来てねと言い、先に私が入った。
その時までは、積極的ではないにしても入ると言ってくれていた。
丁度、私が洗い終わり、来てもらおうと呼ぶと、返事がない。
隣りのトイレに居たので、じゃ、ここで脱いじゃおう!! 
いくら言っても、目が、あっちにいっちまってる。
そして、またまた、無視してベッドに入ってしまった。
魔の刻16時の事。

もう、どうでもいいし・・・こうなったら、絶対に動かないあやちゃん。
それにエネルギーを使っても虚しさだけなのだ。
投げて危険なモノを隠して、私は自宅へ帰り、あっちで夕食を摂る。
たまった洗濯物などもついでにできた。

久しぶりにゆっくりTVをみたりして、22時頃戻る。

想像はしていたが、リハビリパンツはびっしょり。
椅子のクッションが濡れているので、履き替えようとお願いしても、
ものすごい拒否。

杖は和箪笥の上に隠し・・・身の周り以外のもの。
玄関にあった傘、靴べら、いつもの椅子周りでも孫の手や化粧水などなどを箪笥の引き出しに隠してあった。

少しして、物音がする。
着ている物を脱いで、リハビリパンツ一枚。なぜ? 脱いでしまうのか?
普通は防御で着込んでしまうことが多いとのことだけど、開放的になるのか?
これ幸いに、パンツも取替えパジャマを着せる。
けれども、この晩は、あまりトイレには行っていない。
食事もとってない。水だけでも・・・と飲ませようとしても拒否。
いつものように枕元に置くと・・・投げられる。凄い音。
なにか、投げても安全なもの・・・とリハビリパンツを3枚置いておく。

でも、翌朝、見てもリハパン投げてなかった。軽いものはお嫌い?


長くなったので、4日以降、初のショートステイはつづく・・・ということで。

調子のいい天使の時ととりつかれたような悪魔の日が、1日交代でやってくるようだ。
特養で栄養士として働く母の友達の娘さんは、多くの人をみているけれど、
おそらく、この症状はまともな時が短くなって、段々とおかしな時が長くなると思うと言われた。
とにかく、ケアマネになんでも言って、やってもらうか、ケアマネを変える時期かもしれない。
自宅では難しい時期ではないかとも。
そんなことを言われた。

顕著に如実に変化が現れ、僅か2週間。結構参ってしまった。
1日、1日がとても長い。

自宅リフォームが入っている間に、用事をしながら打ったものなので、
分りづらい部分や誤字脱字があるかもしれないが、許してもらいたい。


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