あやちゃんが帰宅した翌日24日、やすちゃんが家事をしに来てくれた。
その時にあやちゃんに「今回、長かったけど、大丈夫だった?」と聞いたようだ。
その答えは「そんなに長くないわ」というものだったそうだ。
そ~か・・・もっと長くてもいいんだな! と思った。
きっと、時間や日にち、曜日などの認識も薄れているんだよね。
その時、その時の積み重ねで、それは繋がらない。
部屋に時計はあっただろうか?
カレンダーはあっただろうか?
あったとしても、理解はできないと思う。
お風呂は1月22日に入れてくれたようなので、臭いなく帰宅した。
微妙に下腹に力が入る入浴介助、
術後なんで、入れてあげる自信がなかった。
でも~、
あっという間に下半身がぷんぷんとしてくる。
尿も便も・・・僅かだけどリハパンに付いていて、そこから臭う。
24日、26日と、下半身だけシャワーで流す。
トイレでリハパンを脱がす。・・・・この時のタイミングが難しい!!
隣りがお風呂なんで脱がせたらラッキー!
「なんで?」とか、考えさせる余裕など、与えない!
有無も言わさずあれよあれよ!と言う間に風呂場行き!
下半身だけ洗い流す。
ただし、ちっと寒いので、電気の温風ストーブは脱衣所につけてある。
今は、これが一番!
今回の帰宅で、特に何かが見える・聞こえるとか
徘徊したそうに、出てしまうということもなかった。
以前、ヤバイと思った症状、あれはなんだったんでしょうか? と思う位になくなっている。
物忘れはひどいけれど、そんなに手のかかる認知症高齢者ではなくなっている。
ただ、家でも歩かないけど、この19日間、ショートで本当に歩かなかったんだなと思った。
ふらふらしている。
歩き疲れると、前につんのめり、結果、歩みが早くなることがある。
頭、上半身の重みで足が付いていく状態。
決して、いい歩き方ではない。そんな状態になってきた。
あと、もうひとつご報告・・・
縫うのは、中は手縫いだけど・・・外側はホッチキスでした。
せっかく、アドバイスを頂いたのに、活かし切れなかったです。
手縫いでもいいよ!とも言ってくれたんですが、
ホッチキスの方がキレイだ!とか、言われちゃうとね。任せるしかなかったです。
主治医と執刀医が違って、なんだか、いくつか話しが違うことがあり、
その度にストレスでした。
私の場合は・・・下痢までいかない軟便。
それが3日に始まった生理と重なって、もう、なにがなんだか分からない。
どうなってんの状態。
どんだけトイレに行けばいいの?
赤と黒の人間ところてん器状態なのだった。
それでも、最後の2錠になっても、その薬のせいだと分からなくて、
10分の9日間は飲み続けていたのだ。
そして、手術に突入。
尿の管も取れて・・・
重湯のような食事が始まり、点滴を持って歩ける術後2日目?辺りから、
その続きのような軟便状態が続く。
1日に何度行くの私? 状態。
更に、出口付近に到達すると、その辺が非常に痛い!!
その痛みを早く回避したくて、トイレに行くとおでまし時はまた痛い!
シャワートイレがあって、よかった!
そんなのがない時代だったら、どうなっていたことか。
術後の痛みって、こういうこのなのか?
私の場合は排便痛。
傷口は特に痛くはない。あっと言う間に、痒くなったくらいだ。
咳はまだいい。風邪はひかなかったので、自分で弱にコントロールもできる。
問題は、突然襲ってくる、くしゃみ。これは痛かった。
あと、笑うのがね・・・見舞いの母友に、笑わせたら恨むから!
とか言っておいたのに・・・
自分で言ったことが可笑しくて、笑っている。
痛いのに・・・笑っていて、それがまた可笑しい。
摘出した子宮の前部分・・・以前は膀胱が圧迫されて尿意をもよおしたが最後。
急いで行かないと間に合わないこともあった。
寒さがそれに追い討ちをかける。
術後は、そんな尿意の症状は治まった。
・・・そうそう、以前はこんな感じだった!という感じで、
どれだけ圧迫されていたかが、よ~~~くわかった。
そして、後ろ部分は椅子などに座るときに、圧迫されるような痛みが、
座面・・・でん部からあがってくる。
これが意外と辛い。座るときに、「うっ~!」って声を出したくなる痛み。
まだ、続いている。
便意が1日6~8回はあって、治まる様子はない。
術後の症状ってことで、いろいろ調べるも・・・
便秘になったり下痢になったりと、個人差があるみたいだ。
個人差ある上に、あまり詳しく書かれているのがないので、
自分は異常なのか? と思われ心配になる。
「過活動膀胱」という病気があるけど・・・「過活動・・・腸?」
入院中も看護師さんに聞いてみたけど「段々、よくなりますよ~」という程度。
腸も動いているし、ガスも貯まっていないし・・・
便秘よりはいい! と思わないといけないのか?
便意をもよおすと・・・もう、我慢などできないし、痛いし。
このままでは、もう、どこへもお出かけなどとってもできない。
それと・・・うっかりガス漏れなどしてしまおうもんなら、
半径数メートルの人々に・・・ご迷惑をかけることになる。
それが理由で出かけられない。
今後の人生がそんなんだったら、どうしたらいいの?と思っている。
こんなこと・・・誰にも聞けない!
母友の中には、摘出したり手術した人がいない。
うんPやおならのことを相談するなんて、迷惑よね??と思いながら・・・
2~3日、悩んだ。
結果、nakasamaに電話で相談する。
やっぱり、個人差があるようだけど、ゆっくり治っていくようだ。
安心(o^-^o) ウフッ
今日で術後21日。
昨日は歩いても、お腹に痛みが響かなかったけど、今日は痛い。
まだ、その日その日で、調子が違う。
あと・・・入院中、夜に眠れなくて2時間位で目が醒めてしまっていた。
毎朝、朝焼けと日の出を見ていた位。
で、睡眠導入剤(アモバン錠7.5mg)を処方してもらった。
これが悪いのか??
点滴は・・・わからんけど、
ここの病院で出してもらう薬はことごとく合わなかったかも。
導入剤歴長いダンナがその薬を見て・・・「これ、苦味が残らないか?」と言う。
あっ! 言われて初めて・・・ああ、副作用なのか!って分かった。
水を飲んでも苦い。
何か食べても、最後に苦味が残る。
退院したらあれも、これも食べたい! って思っていたんだけど、
なんということですか? 何を食べてもあまり美味しくない。
薬は5日分だったし、それも1錠は残した。
とっくに抜けているはずなのだけど、どうしてなのか??
甘い、辛い・・・しょっぱいなどは分かるんだけど、その先の旨味・・・
それが、いまいち、分からない。以前とは違う感覚。
これって、味覚障害?? 治るのかな? 食いしん坊の私には辛いかも。
今は、導入剤は飲んでいない。
眠りの浅いこともあるけど、味覚がおかしくなるよりはマシだ。
まだ、排泄障害?と味覚障害? もどきが残っているんだけど・・・
これから、どうなるのかな??
さてさて、取り出した私のブツの感想ですが、
私は、写真でしか見られなかったし、
おそらく、ハサミで切って、裏返しになった状態であったので、
インパクトは弱い。
第一印象は・・・「ホヤ」。
大きさも似てる。
やっぱり、海のものなのね~な感じ。
頭の中のBGMは「パイレーツ オブ カリビアン」
出たな~~~なブツであった。
で、筋腫は白っぽく、球状で、
それはまるで、真珠のようであった(o^-^o) ウフッ
ホヤで真珠を作っていた・・・そんな感じか?
ただ、内膜症はかなり大きくというか、ぶ厚く。
子宮内の空間がない程になっていた。
腺筋症は、よく分からなかった。
卵巣は、MRI撮影時はのう腫と言われたんだけど、
開いたら、きれいだったと。
卵巣を誉められても、なんだかね~なんだけど、
そんなことで、
左右どちらも残っている。
今後も排卵はあるようなんだけど、出した卵を受ける子宮はもうない。
どうなるの?
・・・体内に吸収されるらしい。
排卵の度に・・・以前と同じ痛みがあるのだろうか?
医師の話では、徐々に弱くなるとは言われた。
男なのに、なんでそんなことが分かるんだい?
みたいな素朴な疑問がわいた。
入院費はtoroさんと似たような金額。
事前に健保協会に限度額適用認定申請し、保険会社へもいくら出るか確認した。
保険がおりれば、黒字である。
年末年始で、問い合わせ先のいずれも休みだったのが・・・イラっ!だった。
年明け早々、やることが山積みだったので、
申請などはできるうちに早めに済ませておかないと、
あやちゃん、ダンナ・・・とうとう私も!
申請だらけで忘れてしまう。
用事があるし、自分の家に帰りたいのだけど・・・徒歩15分、歩く自信がない。
タクシーって距離でもないし・・・
脚力的には大丈夫かと思うんだけど、痛みが歩くたびに響くことがある。
とにかく1か月検診までは、いい子にしてろ! ってことなのだろうな。
冬にシャワーだけっていうのも案外辛い。
早く暖かい湯船に浸かりたい!!
ダンナ様に「生ごみ」と言われたnakasama・・・なんて可哀想(ノ_-。)
家は、ダンナそういうのダメなんで、全くダメなんで、見たら倒れちゃうかもしれないんで、
先生には見せなくていい! と言ってあった。
やすちゃんも来る予定だったので、その役目はお願いしてあったけど、
男2人居るならって・・・やすちゃんは別の日に来てくれることに・・・
で、ダンナにその役が回った。
先生は、布で被せ見せないようにしてあったらしいのだけど、
「見ます」との反応に、ちっと驚きながらも見せてくれたらしい。
ダンナの目の前でハサミを入れられ、裏返しにされ、それを見たようなんだけど・・・
「女房の子宮になんてことをする!」みたいな気分だったらしい。
私の感想は・・・またいつか。
ま、ダンナにしては「よくがんばりました!」でした。
で、入院した6日の話。
夕方・・・ケータイ可能なゾーンで電源を入れると、
あやちゃんを預かってもらっているショートステイとケアマネから着歴。
直ぐに連絡をすると・・・
あやちゃんが熱はあるし、嘔吐も下痢もある・・・という内容だった。
ええええええ~~~~っ!く("0")>
認知症になってからというもの、何年も風邪ひとつひかず、
そういう症状はない丈夫な身体になっていた。
それが、ここに来て・・・なぜ、また、この日のこのタイミング?
タイムラグがあったので、今は提携の病院で診てもらっているとのこと。
病院に連れて行ってもいいか、確認をしたかったようだ。
いやいや、連れて行ってくれて、ありがたかったです!
本来なら、ご帰宅願うような状態らしいんだけど、
事情が事情。
明日、手術を控えてもう、後戻りもなにもできない!
それらを全部理解して、引き受けてもらったので、ありがたかった。
何度か様子を聞くために連絡をしなければならなかった。
その日は病院で点滴をしてもらい、帰って来たそうだ。
症状から「ノロウィルス」も疑われたし「インフルエンザ」だって。
でも、ノロの検査キットがないので、翌日、再度診てもらうことになったらしい。
翌日の手術当日は、とてもそれどころじゃ~ないし、
ダンナに任せた。
結果としてはノロでもインフルでもなく、
一時は部屋から出られないようにされていたようだけど、
疑い晴れて一過性のものであることが分かった。
2日後にはケロっとして、皆さんと一緒に過ごしていたようだ。
娘の人生初の手術に・・・何か以心伝心するものがあったのか?
と不思議なもんを感じないでもない。
また、身内が・・・亡くなった。
今度は札幌の叔父。
まだ、きちんとした連絡が入らないのだけど、脳出血らしい。
15日に入院し19日に。
あやちゃんの7人いる兄弟で3人目。一番、気が合う叔父だった。
札幌・・・大雪の道路を、ニュースで見る。
今の私にはあの道は歩けない!
転んだら、間違いなく下腹部が痛い! だろうな~と思っている。
考えただけで、恐い。
今日がもう通夜だという。
早いスケジュールに、やすちゃんも戸惑う。
もっといい季節に逝けなかったのか? 叔父上と思ってしまった。
12月30日にあやちゃんが帰宅し、年が明けて5日まで・・・
どういうお正月になるのか心配だったけど、穏やかな日々を送った。
ダンナは28日に既に実家に帰省していて、ぼんは本宅に一人。
とはいっても、彼は年末、休みなく30日まで働いていた。
どうやら、ワタシが清潔な生活をあやちゃんに求める事を諦めるといいみたい?
歯磨きも洗顔もしないし・・・股の中は・・・かなり厳しい臭。
3日、朝から臭うのでシャワーをお願いしたけど、無視。
「あんたが洗えばいい」まで言われる。
泣きが入る程の臭い。
翌・4日朝、イヤイヤお尻拭きで拭いて貰った。
お風呂は大晦日に・・・と思ったのだけど、
2日にやすちゃんの家にお呼ばれしたので、前日の元旦になんとか入れた。
薬も・・・イヤがれば無理には飲ませない。
飲まない方が機嫌がよい。調子もいい気がしている。
驚いたのはやすちゃんちでのこと。
チビちゃん2人を含むやすちゃんファミリー、家・・・と総勢11人が揃って、
それぞれが目まぐるしく動き、話し・・・賑やかである。
お昼頃に行ったのだけど、直ぐに帰ると言い出すであろうと思っていた。
ところが、新春恒例の麻雀の誘いに乗ったあやちゃん。
回路が繋がった!
デイサービスでも麻雀はやっているのだけど、
あやちゃんいわく「あそこで1度もやったことはないよ!」と言う。
・・・謎だ。
とにかく、チョンボをやらないか、後ろからこっそ~~り見ていたんだけど、
驚くほどの冴えわたり! 上がるし、点数を数える程。
・・・つまり「役」もすらすら出てくる。
第1戦は男性陣と、2戦は女性陣と・・・
どっちもあやちゃんは集中力切れることなく参戦。
結局、夕飯までご馳走になり、ぼんの送迎で帰宅。
その日はさすがに疲れたのか・・・夜も起きる回数少なく、熟睡。
こうなると、シモジモが心配だったけれど、それほど酷い漏れはなかった。
久々に従兄弟たち&嫁たちはあやちゃんを見たのだけど、
「どこがぼけてるの?」状態。
そこだけを見たら、酷い状態のあやちゃんを誰も想像できないと思った。
で、更に、そこだけを見て・・・「ダイジョブじゃない?」
など・・・言われると、介護者は傷つく。
「ダメだって、決め付けてない?」みたいなことをワタシ達が帰った後に、
従兄弟はやすちゃんに言ったらしい。
な~んもしてくれない親類のその言葉は・・・けっこう、むかつく!
だったら、2~3日、一緒に居てみろ! と言いたくなる。
ま~、従兄弟達には酷いあやちゃんより、
いい状態のあやちゃんが記憶に残ってよかったな~と思った。
っていうか・・・定期的に預けますから、麻雀療法をお願いします!
って感じだ!!
そして、5日、ショートへ行く日。
今回、初めて、ワタシに大義名分があるので、初めてきちんと説明し、
合意できて行けると思っていた。
けれども、5分も経たない内に迎えが来ると・・・
「なんで行かないとならいのよ!」と始まった。
とにかく、断固としてこれは譲れない! 行かないとならないと諭し・・・
やっと行った感じであったよ。
でも・・・本人は19日間にもなるお泊まり会とは分からない。
しょうがない!
そして、ワタシは開腹手術に臨む。
あやちゃんには何度か手術のことを説明したけれど、
その度に、初めて聞くような会話になる。
筋腫だけでないと分かってから、
今まで我慢していた痛みが、急に一層痛く感じて・・・気分は病人モード。
3日、深夜から人生最後の生理が始まる。
数日前から腰もお腹も痛いのがピークになる。
思えば、ホントに長い期間の痛みだったじゃない?と思う。
これとおさらばできるんなら、手術は楽しみ・・・まではいかないけど、
怖さや不安よりは勝っている。
やっと自分の入院の準備ができる。
その前に、術後はベッドメイキングも辛そうなので、
あやちゃんの寝具、ぜ~んぶ洗って干した。
ぼんは年末に休めなかった代休で休みを取ってくれるようで5連休。
やすちゃんも来てくれる・・・と言う。
ダンナは自力で来られないので、もう、来なくていいって言ってある。
それに、摘出したブツ・・・これって、必ず見せるよね?
ダンナに聞いたら・・・できれば僕は見たくないです!って!(-。-;)
そういう物に超弱いダンナなのだ。
とにかく、悪性でないことを祈るか・・・。
年末に、今年は猛暑で育っていないので送れないかもと言っていたホタテ、
北海道からはいくら・数の子、たらこ・・・卵ばっかだな~。
昆布・・・諸々・・・送ってもらった。
おせちは、京都から取り寄せ。
かわいい箱にぎゅっと35種類、詰まっていた。
雑煮などは、いつもどおり・・・でもなく、暮れにぼんが秋田に出張で、
土産にもらった比内地鶏の出汁汁を使って、作ったので、楽チンであった。
母友の中には、半年分のナプキンを通販で買いだめした途端に、
「あがり」になったという人がいまして・・・
「全く、余ったあのナプキン、どうしたらいいのよ? 捨てようかしら」
って言うんで、先輩母友
「大丈夫よ・・・もう少ししたら、尿漏れで使えるようになるから、
取っておきなさいよ~!」と。
なるほど~。ためになります!
ワタシも半年分買ったら、終わりになるかな?と思っていたんだけど・・・
しばらく行っていなかった婦人科。年末に行きました。
結果、MRIで子宮筋腫だけではないことが判り、取ってしまうことにしました。
筋腫は4センチ1個と小さいのが5~6個。
けれども、子宮内膜症の一種らしい子宮腺筋症が6センチ。
左卵巣膿腫と三種混合!
問題は・・・
開腹手術なんで、入院だけで11日。
退院後も元通りに動けるには、しばし休養が必要。
母をそんなに長期でショートでお願いできるものか・・・
みんな、3か月前から予約してあるのだ。
10月に認定の見直しをしてもらい「要介護3」にはなったけれど、
利用できる範囲内の点数内かも気になった。
この際、特養・・・入れてくれませんか? って、言ってくださいとケアマネに頼む。
それでも、1月下旬はダメだけど、上旬の取れていなかった日が取れて繋がる。
それで19日間、お願いできるとの返答。
点数も介護保険内で大丈夫だとのこと。
なので、年明け早々、スッパリと切って取ることにした。
いろいろあった今年の後半・・・いろんなことが動いているんだと思う。
15人居る従兄弟の中で、初めて一人、天に召されてしまいました。
余命1年と言われてから3年。
頑張ったのですが・・・25日のことでした。
もう、いよいよ最後の治療という段階で、
母親である伯母をみている次女が病院へ連れて行ったそうです。
伯母もかなり認知症が進んでいるんだけど、、
従姉にすれば、それでもお別れをさせてあげたかった。
けれども、まだ意識がはっきりしている本人に、怒られたって・・・
泣きながら、電話がかかってきた。
どちらの気持ちも理解できるだけに、切ない話。
それから5日後、息を引き取りました。
海を渡った北の大地・・・葬儀などは年末でこんな時期なので、行けなかったのですが、
従兄弟の世代も、そんな世代になったんだな~って、思う年の暮れですわ。
30日に帰宅したあやちゃんは、今のところ、ごきげんさんです。
怖いんで、歯磨きとか顔を洗うとか・・・トイレのことなど衛生面のことが注意できません。
お風呂も・・・
それで、表情がころっと変わったら・・・せっかくのお正月が台無しになりそう~。
なんとか、平穏に過ごしてもらいたいです。 これでいいのか?な気持ちもあるんだけど。
調子のいい時に、病気なんで入院して手術するから!
という娘の事情だけは話した。
この後、何度か言わないとならないとは思うんだけど、
ご本人、それで来月19日も連泊することは、ご本人、まだ知らない。
返事もするし、ありがとうの言葉もあるし・・・
ショートに行っている間、2回もお風呂に入ったそうだ。
すごい! 奇跡!!
21日はデイだったけれど、行かないと言っていた。
けれども、電話がかかってくると・・・自分で出て「うん、うん」と返事をしていた。
代わってくれないので、どうなったか疑問だったので聞くと、
「だって、迎えに来るんでしょ?」と答えになってはいないけど、行く気になったらしい。
22日はやすちゃんが来てくれることになっていて、
3人で過ごせば・・・間が持つ。
お風呂に入れるにも促してもらえるし、助かる。
いやいやながら、強い拒否もなく入った。
私とやすちゃんが話しをしているのを聞いて、笑ってもいた。
23日は祝日・・・ダンナも家に居た。
ダンナにも優しい言葉をかけるあやちゃんであった。
それにダンナは「あんなに優しいのに・・・なぜ?」と涙する。
午後、ポーカーを3人でやる。初の試み!
あやちゃんが仕事をしていた頃、昼休みのちょっとしたギャンブルだった。
チップを何にしようか? となった時、何がいいか・・・
小さくて沢山あるの・・・
あやちゃんが「綿棒」と言う。おお~~、それはいいかもだけど、
使えなくなるのも困る。
あやちゃんの財布から出て来た1円がいっぱいあるんで、それにした。
切って、配るはできないけど・・・ゲームはなんとなく覚えていて、楽し気ではあった。
チョンボはあるものの、結果、大差なし!
ほめちぎった!!
いい時間つぶしにはなった。
・・・と思う。でないとこっちが報われない。
結局、穏やかに過ごてほしいと思えば、こっちがいろいろと諦めるしかないのかと思った。
最低限5大習慣である。
「お風呂」今回はOKだったけど、たまたまなんだね。
「歯磨き」
「洗顔」
「投薬」
「トイレ」使用方、リハパン、尿パット周辺。
これらを注意したり、促すことで拒否・無視・「うるさいっ!」があれば、
もう、一切、言わないことにした。
これでいいのか?
歯もね・・・心配なんだけど、伝わらないんだからしょうがない。
トイレも、ギョェ~~!! って思うことは何度かあったけど、
着いていってあれこれ言うと、スイッチが入りそうだった。
何度かは「うるさい!」って言われたけど、鬼婆スイッチはギリギリのとこで入らなかった。
そして、さっき、ギリギリまでショートだとは言わない、言えない私。
ドキドキしながらお迎えタイム。
なにも言わず、車に乗って行った。
当初は26~30日の予定だった。
でも、酷い症状の時に、なんとか前倒しで取れないかケアマネ経由でお願いした。
キャンセル待ちで24日から可能になった。
施設でのクリスマス・・・
24~30日、ちっと長い。
今回みたいにいいこちゃんだと可哀想になる。
でも、しょうがない!
さて・・・
クリスマスイヴの産婦人科。
これって、空いてると思わないかい???
お腹の筋腫が痛い・生理が重い。
ヤバイ気がしている。
そんなことで、今日、久しぶりに検診へ行く!!
絶対に行く!!
そう決意している。
午後から、猫と荷物と余っている食料を持って、自分の家へ帰る!
年賀状もやらないと!
隠すと自分が困るもんばかりなのにねぇ~。
そして、本人に隠した記憶がないので、困りもの。
杖、室内履き、眼鏡、ヘアブラシ、バッグ、家電のリモコン・・・
たいしたものではないのだけど、ハサミ、包丁になった時はヤバイと思った。
リモコンも困るけど、意外に困ったのが爪切りだった。
使いやすい爪切りってある。
あやちゃんちのがそれで、それ1個だけだった(というか他に探せなかった)。
なので、それが無くて、爪が切れない。
あやちゃんの足の爪がすごい!!
私は水仕事が増えたからなのか、
爪はボロボロになって、勝手に折れるけど、爪の横の皮が硬くなって、気になる。
むしると剥けすぎて血が出て・・・その後にしばらく痛い!
我が家から持って来ようと思いつつも、
その場になると忘れてしまう。
買うのもなんだし・・・ってことで何度か困った。
結局、我が家から持ってきてすぐ・・・
違うものを探している時に、箪笥から出てきた。
隠し場所はここだったのかいな? ってなもんだ。
出てくると次々と出てくるもんで、
和箪笥にもサイドボードからも粗品で貰ったものだけど、
新品の爪切りが3つも出てきた。
・・・そんなもんだ。
かわいそ~~と思うのは、腕時計と指輪。
どちらもぼけちゃってからも愛用する・・・執着する物だった。
時々行方不明になるものの、無くさないのが不思議な位だった。
数々ある指輪はサイズが合わなくて、
小さなルビーとエメラルドがついたその指輪だけはサイズ直しをしたもの。
それを隠し始めた。
貴金属は困るね!!
特に指輪って小さいものだし、探すのは大変!
そして、買うにも同じモノはない。
これで代用ね・・・って、そういうもんじゃ~ないような思いがこもっている代表選手?
・・・そんな感じ。
なんとか、見つけ出したんだけど、
丁度、初めてのショートステイ間近の頃。
入所の説明書に「指輪などの貴金属はしないでくれ!」と書いてあった。
時計もしかりであるの~。
この際、もう、それらのアクセサリーは、一切つけないことにした。
あなたが隠して出てこないのよ・・・まだ見つからないの。
それで通している。
言ってみれば、鬼娘に取り上げられた? そんな感じなのであるよ。
家に帰って来た時にはしてもいいけれど、
結局、ショートに行く時にはできないので、
それをどう納得してもらい取り上げる? 預かるか・・・
素直に渡してくれるとは思えない。
そのやり取りに骨が折れそうだったので、記憶から抹殺してしまおうと思った。
結局、ショートでも夜に杖などを隠し、施設でもそれに気づかず、
何度か帰宅後に届けてもらったことがある。
ベッドと壁の隙間に巧妙に隠すらしい。
現金も不要とあるんだけど、財布に何も入っていないのも可哀想・・・
実際、財布が気になると、何度も何度も中味を確認する。
なので、初回、1000円札1枚と小銭を入れたんだけど、
結局、札はどっかに隠したらしかった。
たとえ1000円でも、現金がなくなるのは双方気分がよろしくない。
結果、財布には小銭しか入っていない。45円位か??
今も、時折、財布を確認することがある。
何度も、何度も・・・
その度に「どうしてお金が入っていないの?」と言われたら、どうしようって思ってドキドキする。
でも、そんなこともない。
入っていない財布を見て、何を思っているのかな?
私には分からない。
結局、そうして隠すことで自分の世界を狭めてしまう。
哀れである。
幸いなのは、思ったほど、指輪のことも腕時計のことも言わない。
ほっとしている。
高い、安いを含めて、たくさんのアクセサリーを持っている。
愛した宝石。
ボケてしまえば、そんなのもなんの役にも立たないってこと・・・
モノって、なんなんだろ??
いつかは我が身??
あやちゃんがボケてからブツ欲観が大きく変わった。
今は、隠されて困るものは、取り上げ、
手の届かない上かしゃがめないので下にある収納に安置してある。
あやちゃんにすれば、娘に譲れて・・・と思っていたと思う。
男の子よりもそりゃ~、譲りがいがある。
でも・・・
指輪にしても、石が大きい。
・・・銀座のクラブのママがするようなのが多くて、
私好みの物は少ない。
「貴金属、安く買い取ります!」のチラシが多い・・・歩いてすぐの所にある。
いざ、困ったら売ってもいいと思っているけど、
困った時に、思っていた価格より低かったらどうしよう? 相場ってもんが分からない!
一体、どれ程の値段が付くのか・・・
獲らぬ狸の皮算用にならないよう・・・
一度、見積もりに出してみようかな? な~んて思うことがある。
引きこもるといっても9月のようにベッドにへばりついて、
トイレにも行かずもらし放題! 食事もしないというのとは違い、
トイレに起きて声をかけると、普通に返事もあるし、
なんといっても食欲だけはある!
お昼も食べ終わってすぐにベッドへ!
寝てたら、お腹も空かないでしょうよ! と思うんだけど、
夕食、普段は6時頃・・・でも、私はそれが辛い。早いんだよ!
少し遅くてもいいかな? と期待をして
お腹すいた? と聞くと「すいた!」と・・・
動かずとも、腹は減るか・・・
内科主治医からも食欲はある?? ・・・そう・・・
「生きる力があるんだね~」と長生きを太鼓判!
ショートでの報告を読むと、
引きこもっている訳ではないんだけど、部屋に居ることが多いとある。
あんまり他人との関わりは持ちたくないらしい。
いろんな理由が考えられるんだけど、自分はぼけた他の人とは違う!
そんなことなんだろうか?
部屋に行っても、特養やグループホームと違ってテレビはない。
なので、何をやっているのかな?と思うが、寝てるしかない。
ショートと自宅が混乱しちゃったのかな?とも思えた。
昼食も夕食も「おいしかった」と感謝の言葉があって、
それに驚いたのだけど・・・
そして、トイレに大きなうんちょすが床にボットン!と落ちていて、
最初は、それが何なのか・・・分からないほど混乱しちゃったんだけど、
不思議とリハパンには付いていない。
まるで、便座からワザとお尻をずらして、床をめがけてやった!
そんな感じだった。
拡散していなかったので、助かった!
あんなに寝ても21時30分にはベッドに入ってくれた。
その後にダンナが帰宅。
私が隣りの部屋で用事をしていると、なにやら声がした。
何があったのか?
ダンナに「あんた誰?」と言ったらしい。
「毎日、私の家になんで来てるの?」と始まっていた。
ダンナは困り顔であやちゃんは鬼の形相だ。
なんのスイッチが入ってしまったのか?
「誰? って、私のダンナさんでしょ?」
「なんで、ここに居るのよ?」
「なんでって、お母さんが一人で暮らせないから・・・
でも、私がこっちに来たら、食事もないし、だからでしょ」
何をどう言っても、どうにも収まらない。
「私の家なのに、知らない人がいっぱい来て!」とも言う。
「毎日、毎日、知らない人が来て!」と言うが、そんな・・・最近は誰も来てないですから!
「この人は知らない人じゃ~ないでしょ?」
何を言っても気に入らないようで、杖で私を叩こうとする。
叩いてみろ! と言ったら、ホントに叩かれた!!
ベッドへ行き、部屋の扉を閉め、理解してもらおうといろいろ説得するんだけど、
聞く耳持たず!
「私は一人で暮らせるわよ」「なんでも自分でできるわよ」
「なんで、あんたも来ているのよ」「帰って頂戴!」
じょ~だんじゃない! なにもできなくて、昼夜も分からなくて、
幻覚・幻視まで見えて、
うんことしっこまみれになって倒れてたし、トイレもきちんとできないじゃない!
なんでも隠して、隠したことも忘れて警察も呼んだじゃない!
いろんな人に迷惑かけているじゃない!
もう、ぼけて、認知症なの!
それを認めたら???
家なんか、息子も今も家でひとりで、家族バラバラ! めちゃくちゃなのよ!
うんざりなんだから!
不毛の言葉を槍のように浴びせてしまった。
理解しないのは分かっていても、こっちだって溜まってるんだ!
私に険しい言葉を吐くのはいい。
でも、ダンナにまでは止めてほしい。
ショートから帰って、まだ2晩目・・・
結局、お互いに不快な思いを引きずって、あやちゃんはベッドで横になった。
ダンナは・・・「やっぱり、俺が居ることがず~っと気になっていたんだな」と
あ~だこうだと、いろいろ分析する。
くら~~い!
暗すぎる!
~分析してもこの病気はしかたない、意味がないと思うよ。
私もいいことがあると、あの効果かな?
悪いと、あれが悪かったのかな? それとも・・・って分析したくなるけど、
考えても意味ないほど、その時、その時の刹那な時間で、
言動には正常な繋がりは、もうないんだよ。
長い人生のいろんな体験でいろんな引き出しがあって、
それがいいことも悪いこともあって、
どの引き出しから、いつ何が飛び出すか・・・
想像できない・・・
なので、そう考えすぎて、
よくなるなら、よかれと思って、どうしよう?とか考えることに何も意味はないの~
という事を語り合った。
どうしたらいいんだろう? とも言う。
どうしてもあやちゃんの満足する奔放な暮らしは、もう望めないの。
そんな夜は要注意!!
外に出ないようバリケードをいつもよりハードにし、
ハサミ、包丁を隠した。
その夜、あまりトイレにも起きない。
翌朝、リハパンがすごいことになっているかと思えば、
尿漏れパットも・・・どっちも案外濡れておらず。 不思議ちゃん。
ダンナと鉢合わせになっても「おはよう」と、
昨晩あったこと、言ったこと、なにもなかったような穏やかな朝だった。
・・・ほらね、何も憶えてはないんだよ~。
けれども着替える時に
「さっきもいろんな人が来てね~」と言う。
「それって、夢じゃない?」と応えるんだけど、
「そんなことないわ。あんた達が気が付かないだけ」と言う。
「そう? でも、誰も来ていないし・・・」
「もう、いいわ」ってな感じだ。
本来、今日はデイサービスなんだけど、
今日のプログラムは外食しデパートでお買い物。
歩けて、比較的元気な人向け。電話の向こう側では休んで欲しそうな感じだ。
なので、休むことにした。
そして、外に出たがる。
また、長い1日が始まっている。
ショートはありがたいんだけど、送り出す時、ドキドキする。
帰って来る日は、朝から、やっぱりドキドキする。
どんな風に送り出そうか・・・どんな感じで帰って来るのか・・・
その度に自分でも信じられないドキドキに襲われて、
身体に悪いよね~って思うのだ。
昨日の戻りもドキドキしたけれど、案外、機嫌よく帰って来た。
その日にお風呂にも入ったそうだ!
ただ、帰ってから5分おきに連続5回位、トイレに行く。
そして、いつもの様に自分の椅子に座って、テレビを観ている。
「笑点」を見て、声を出して笑っている。
フぁーちゃんを見ても笑ってくれる。
久しぶりに見る「笑い」という感情だった。
それから、夕食。
ショートでは一体、どんなものを食べているのか・・・
これが、分からない。
ひと月のメニューを出してくれると、いいんだけどな~。
あやちゃんの好きな肉! ステーキにした。
「おいしい!」とも言う。
いつもは、むっつりして、旨いんだかマズイんだか、分からない表情で黙々と食べるだけ。
小さなことで、喜んでみる。
この頃のあやちゃんのブームというのか・・・?
やたらと首を左右に振る。
左右の間に、上下があって、誰かにうなずいているような症状。
それと、両手でリズムを取るように、椅子の肘掛けをトントンする。
なにか不安なことがある時に出るようなのだけど、
気になるので、今度、神経内科で聞いてみよう。
ただ以前、首が垂れ下がったり、
歩くときにのけ反るなど気になる症状があったけれど、
流行のように一時的な症状で出ては消える。
歯を磨かない・顔を洗わないで寝るのは心残りだけど、
言えば、また摩擦が生じる。地雷は踏みたくない。
結構、がんばって起きていて22時頃、ベッドに入った。
夜中も、何度も何度もトイレに起きる。
朝、尿もれパットは自分で取り替えて、ビニールに入れて床に置いてあった。
偉いわ、あやちゃん。
でも~~、あんだけ行っても、もれちゃうんだね~。
翌朝(今朝)、なかなか起きてこない。
トイレの度にそろそろ起きようか?と聞いても、
「今日は何曜日?」
「月曜日」・・・
「日曜日でしょ?」
「いや、月曜日だよ」
日曜日だと、休み! という構図があるようだ。
置いてある新聞の日付けと曜日を見る。
「日曜日じゃない」
「いや、月曜日なのよ~」
「じゃ~、新聞、取って来て!」
「それが、今朝は休刊日で・・・新聞ないのよ」
そんな同じ会話を何度も何度もする。
あ~~~、なんであやちゃんがまともっぽい時に限って、休刊日なんだよ。
休刊日に限って、なんでまともっぽいんだよ~~!
前の日の新聞の「休刊のお知らせ記事」を見せて説得を試みた。
でも、読みもせず、「はい、はい、分かったわ」って。
とりあえず、朝食だけはとってもらい、起きてもらう
筈だったけど・・・・その後もベッドイン!
朝の薬も飲ませられない。
そんなに寝てたら、夜に眠れないよ~と言っても、
「いいの、大丈夫」って・・・私が困るんですけど・・・
こうして、寝たきりろ~じんになっていくのか??
10時45分、ベッドに置いておいた服を自分で着替えて起きて来た。
どんな1日になるのか・・・
・・・と思ったら、トイレの後に、また、服のままベッドイン!
他人がトイレの中でどうやって処理をしているのか・・・
それはプライベート中の超プライベート。
覗きたくもないし、覗かれたくもない!!
しか~し、そうも言っていられない状態。
介護で何が辛いかと聞かれたら、それは・・・それは選べないけれど、
「臭い」が1番かもしれぬ。
トイレ介助ってさ~、どこから、どこまでが介助なの?
どうしたらいいの?
きっと、その人の症状によるんだけど、
今は、自分ではきちんとできている…なのに、なんでうるさく言われないとならないの?
そんな状態。
拒否されて、「うるさい!」とか言われたら・・・
どう言葉かけして、どこまで手を出したらいいかわかんないよ!
でも、諦めてしまうと・・・とんでもないトイレになって共有することができなくなる。
時々、うんちょすを失敗する。
失敗してもいい。
問題は次なのだ。
床に落ちたり、下着(今はリハパン)にくっついたり、
便器にくっついたり、手についたりしたブツの始末をきちんとしないと大変なことになる。
室内履きで踏んで、部屋中に拡散させてしまう。
それの片付けも私だ。
なのでそうなる前に食い止めたい!じゃないかぁ?
なので、進んで、うんちょすの時は教えてほしいんだけど、
まず、望めない。
なので、いつうんちょすなのか・・・見張っているんだけど、判りにくい。
せめて、失敗したらSOSで呼んで欲しいんだけどさ~~。
そして、しっこなんだけど、多い時は5分おきだったりする。
最低でも1時間に3~4回は行く。
夜中、2~3回の時もあるんだけど、多い時は1時間おき。
なんで? トイレが臭うのかな??
水洗トイレなのに、昔のお便所のようだよ。
ドアを開ける時に、ドキドキする。
1滴でもリハパン以外のなにかにつくと、マジ臭い!
リハパンは5回分OK、それプラス、50センチ位の尿もれパッドを併用している。
これは、ショートから戻って来たあやちゃんがやっていて、
こ~~~んな長いのがあるんだ~って、感心したのだった。
でも、漏れる尿、溢れる臭気!!
幸い、9月におかしくなってから、リハパンへの移行は抵抗がなくて、
それはとてもほっとした。
初めの頃、まずは観察ね! 原因解明しなければ対策は講じられない!
トイレの度に、着いて行くことに・・・
・ズボンとリハパン・・・前は膝まで下りているけれど、
後ろが・・・便座より上になっている。便器の中に入っているのだ。
その為にしっこなどなどが後方にひっかかってしまうことがある。
・上記が下りていないから、足が開かず、きちんと拭けない。
・トイレットペーパーをほんのちょっとしか使わない。
ほんの少し、これってなんで? 昭和一桁女のサガ?
なので、しっこなどなど・・・手に付かないですか?
・拭き方・・・私は沢山の紙を使って、そ~~っと抑えるだけでいい!
って言うんだけど、前後にごしごしこする(*ーー)
尿素、広げてない?
・トイレットペーパーを挟む癖があった!
これは伯母もそうだって聞いたことがあるんだけど、
リハパンと尿パットして、更にトイレットペーパーをきちんと折って挟む。
ところが、これがよれて、部屋のいろんな所に落ちてしまう。
挟んだ所にへばりついてしまう。
・そして、そのはさんだ紙なのか、ふいた後の紙なのかをトイレの中や、
出てすぐの所に放置してしまうことがある。
~少し前、ひとり暮らしの時に、その悪癖に辟易した。
何度言っても、お願いしても止めない。
出てすぐのごみ箱に入れてしまうので、
玄関を開けるとその臭いが充満していた。
しかたなく・・・対策として、
トイレの中に蓋付きのごみ箱を設置し、そこに捨てるように言い渡した。
行く度に片付けることにしたんだけど、
その蓋を開けるともの凄い臭いが鼻を目をつく!!!
おまけにペーパーはそこに入れるもんだから、流さない。
これも、頻尿で頻繁に行くので、水がもったいない! と思うのか、
結局、その確認はボケボケちゃんで、できなかった。
なので、今回、トイレも便座から立つと自動で流れるものにした。
シャワートイレにリフォームもした~
・そんなことで、手にもしっこついてないですか? 疑惑がある。
手を洗う習慣も失われていた。
ドアノブも触るのがイヤになる時がある。
・トイレもその前の洗面所も、近くの玄関の電気も24時間、つけっぱなし。
紙はもったいないけど、電気代はもったいなくないらしい。
けれども、換気扇はつけない。
なので・・・くちゃい。
観察の結果、上記の改善が望まれた。
さぁ~~、困ったどうしよう!!
今更、トイレのやり方など、誰だって指導されたくない!
まして、自分ではちゃ~んとできていると思っているワケだからさ~。
トイレをリフォームした。
あやちゃんには初めてのシャワートイレ、
それの説明で、何度か実技指導ってことで、
それに便乗したトイレトレーニングのやり直し。
けれども、言えば言うほど、パニックになるのか、
それとも嫌がらせなのか?? 失敗ばかりする。
リハパンを下ろすのは、便座に座る位置に行き、直前に下ろせばいいものを・・・
何歩か前で下ろして、のろのろ行くもんだから、
間に合わなくて、床に漏れたり、リハパンに漏れたり・・・私の手にだったり・・・
結局「うるさい!」って怒られしまって、もの凄い拒否をされてしまった。
きちんとできていればいいんだけど、何度、教えても覚えることはなかった。
結局、今もあやちゃんのトイレスタイルは変わっていない。
しかたないので、トイレに行く度に、耳を澄まし音を聞き、
お困りごと(うんちょす大失敗!)がないかを見極めている。
失敗くさいな~と思えば、すぐに飛んで行く。
「あっ! そこに付いている!」と言うと、
普段はスローなあやちゃんなのに、そういう時の動作は早い。
直接手で触るから、困ってしまう。
お尻拭きのシートで拭いたり、拡散しないようにしている。
あんまり酷くて、シートで手に負えない時は、
隣りがお風呂なんで、有無も言わせず、そこへ連れて行き、洗い流す。
そんな時の目はとても虚ろ・・・。
何が起こっているか、分からない感じ。
うんちょすではないけれど、お風呂に入らないで、
かなりヤバイ臭いがする時も、リハパンを脱がせて、
無理無理にお風呂で下半身だけ、ボディシャンプーで洗ってもらう。
これは、朝、起き掛け・・・比較的、抵抗なく3度はできている。
便座から離れると、6秒後に自動的に流れるトイレにしたので、
流し忘れっていうのはなくなったんだけど・・・
流れる水量は半分以下にはなったはず。
けれども、水道代が3倍位になった。
これは、私達が増えて、使う量が増えたってことなんだけど、
水道局から・・・「ダイジョブですか? 水漏れとかありませんか?」と
請求書と検針の時にされてしまったです。
あやちゃんが座る、専用椅子とダイニングの椅子・・・これにも、悪臭がしみこんでいた。
悪いが、そこには、使い捨てのペットシートを敷いた(犬猫用のトイレシート)。
それにも幸い、抵抗なかったんで、よかった! という感じだ。
臭いが付いたら、捨てちゃう!!
今も、拭いたペーパーを流す時と流さない時がある。
・・・1日に数回・・・トイレの生き仏さま自らの忘れ物が、トイレに供えられている。
そして、帰って来て家に居ると・・・それはそれで、拒否の連続で心が折れる・・・
あやちゃんに対しての黒いものが腹に貯まる。
それはそれで、とても言葉に、文字にはできない。
そして、どんどん私の中に貯まっていく。
一旦は、行きますと返事をした後、
施設にお休みの電話を入れている最中に起きて来た。
ファイナルアンサーで、どうしますか? と聞く。
「トイレに起きてきただけよ!」・・・と怒られる。
こんな時は、いつもより早口で昔の口調に戻る。
デイサービスは・・・まだ、いい。
行かなくてもいいですよ~~~だ!
明日からのショートステイは、強制送還ですから!と心の中で思う。
レビーかもしれない、そうならば、なにか治療法があるかもしれない。
そんな思いで「認知症」では評判のいい病院に通うことにした。
車でないと行けない辺ぴな場所にもかかわらず、とても混んでいる。
認知症の長谷川式検査・・・
これは「長谷川式」っていう名称があるのも初めて教えてもらったんだけど・・・
いくつか質問があり30点満点中、20点以下だと認知症の疑い濃厚。
あやちゃんは、その検査は3回目。
どの医師も何点か・・・なんては教えてくれなかった。
今回の医師も教えてくれず、後から別の人に8点だったと教えてもらった。
やっぱり、こっちが勉強して、食いつく位にして聞かないとダメなのかな?って思った。
印象的だったのは「野菜の名前を5つ言ってみて下さい」に、
「大根」
・・・よしよし、OK!
次・・・次は??
なかなか出てこない・・・しっかり! あやちゃん!!
「タンポポ!」
確かに食べられないことはないけどさ~~。
8点だよ・・・8点!
非常に調子の悪い状態だったけど、かなりやばいのは分かった。
結論から言うと、レビーかどうか、
MRIともうひとつ(忘れた)・・・放射線を使う検査をしないとならず、
それらの検査機材がないので、別の病院でして! とのことだった。
えっ? ここに連れて来るのでさえ、本当に、本当に大変な思いをしているのに・・・
だったら、検査入院させてくれよ~~!って思った。
医師との相性ってあると思う。
この医師を頼って遠方からも来ると言う。
でも、私には全てのものの言い方が事務的で、冷たく感じられた。
結局、レビーと判明しても、今よりも強い薬を服用するしかない。
抑肝散(よくかんさん)が効果があると聞いているので出してもらえないか言うと、
「漢方は即効性がなく、長く飲んで効果が得られるもの。
精神的に不安定になったから飲ませても、その症状が治るわけじゃない」と言われる。
「ん、じゃ~、栄養補助食品のフェルガードの効果はどない?」
なんて聞ける雰囲気はなかった。
あやちゃんを見ていると、自分の思い通りにならない事が起こると疳の虫が暴れる感じ。
誰にでもあるよね?
そんな思いをコントロールできなくて、時に押し黙り、
恐ろしい形相になり、きつい言葉を吐いたり、
物を投げてみたり・・幼児のようになってしまう。
宇津救命丸を飲ませたくなる。
以前、マドパーでおかしくなったことは話してある。
強い薬は副作用が心配・・・であるということを言われた。
生活面で介護者負担を減らし、
ショートステイを使って、切り抜けるしかないというアドバイスを貰った位だった。
なんだろう・・・? この感覚。
過去に、首が垂れ下がって整形外科を渡り歩いた時、
2院から見放されたことを思い出した。
ここの神経内科でも、医療的には見放された気分になった。
必要なのは医療保険ではなく介護保険ですよ!って感じ。
「検査のことは考えます」とは言って帰ったけれど、
医師の言葉から感じられる「治るかも」の温度は低く・・・
治療をしても改善されるとも思えず・・・
診察に同席してもらったやすちゃんとも話し合い、検査はしないことにした。
その後、ショートステイとデイサービスを利用し、
私も見守って、一人にしない日々を送っている。
幻覚や幻視はなくなり、小さいのはあるけれど、それによる大きな混乱はない。
そのことを伝えるだけの通院。言ってみればカウンセリング。
そうですか・・・じゃ、その生活をしばらく続けてみて下さい。
で、終わりだ。
アリセプトなどはかかりつけの内科医でも出してもらえるので、
認知症の薬は、それだけ。
ただ、アリセプトを以前は就寝前に飲んでいたのを、
活動的にする薬を寝る前に飲むより、朝の方がいいでしょ?ということで、
朝に服用することにした。
そこに通院に意味あるのだろうか?
連れて行くのに大変で、待合時間も長くて、診察はあっと言う間。
福祉送迎サービスは2回使っている。
往路だけで復路は私の車で帰る。
介護保険が使え1割負担。それで945円。
ケアマネのほかに、地域包括のOさんが、私のいい相談相手になってくれている。
その病院にも来てくれ、あやちゃんの様子も自宅に見に来ている。
彼女に相談したところ、
「この辺では、評判のいい先生なので、定期的に通院しておくのがいいと思う」とのこと。
悪くなった時に急に行くんじゃなくって、
月1・・・顔つなぎ・・・そのために通うってことなのか?
次回は16日・・・予定では、ショートに居る日。
ショートからの通院は可能だと言う。
返って家から連れて行くより、
車椅子と手伝ってもらえる手もある施設からの通院の方が楽かもしれない。
送迎を頼むこともない。
イメージとしては私とやすちゃんが車でショートまで行き、
車椅子に乗せ車まで移動・・・そのまんま、病院!
病院へ行けば、車椅子がある。
帰りは・・・ショートへ送る! ここが・・・恐い。
NHKの番組で、認知症治療が進んで、
レビーだった患者さんが劇的に治ったりしているドキュメント番組があったけれど、
そんな劇的に治る人なんて、稀なんだな~~~って思った。
稀な人を選んでの取材ってことなワケよ~~。
じゃなきゃ、番組にならんもんね。
こう空いてしまうと何を・・・何から書いたらいいのか分からない程で、
それだけいろんなことがあった2か月、ということなんだな~と振り返る。
今は幻覚も幻聴もなく、一時の嵐のような状態からは脱したという感じで過ごしています。
23日からまた、3泊4日のショートステイに行ったので、
ショートステイの話からblog再開・・・という感じ?
10月4日(月)×
初めてのショートステイ。
無理をお願いし時間外で8時半に迎えに来てもらう。
あやちゃんの状態は最悪で、ベッドから出てこない。
無理やりパジャマ・下着などを脱がせて着替えさせるんだけど、また、そのままで布団の中。
ベッド近くまで車椅子で来て貰い有無も言わせず、運んでもらうしかなかった。
管理人さんにも協力してもらい車止めをはずしてもらい、マンション入り口まで車をつけて貰った。
それが初めてのショートステイだった。
3泊4日で帰って来るあやちゃんをどう迎えたらいいのか・・・
帰るのが近くなって新たな悩みが・・・。
結局、どこで何をして来たのかもよく分からない様子。
施設に関して触れることもなく、私も「どうだった?」とか積極的に話題にすることもなく、
なんか触れてはいけないことのようだった。
沈黙が怖くて、眠るまでの7時間。
私ひとりでしゃべりまくり、後半は懐メロの番組をやっていたので、それに合わせて歌いまくり。
それはそれで疲れてしまった。
家のリフォームが終わった最終日、どんな施設か見に行くことに。
急だったので、ネットでは確認できていたけれど、実際に見学さえもせずにお願いしてしまったから。
できたばかりの施設なんで、きれいだった。
どこぞのホテルのロビーかと思うほどで、私が入所したい位だった。
高齢者がこんなにいるのに、臭いもちっともしない。
どんな秘訣があるんだろうか?
その後、6回目のショートに行っている。
11月までは希望する曜日や期間も取れず、空いている所にお願いする形なので、
2泊や3泊なのだ。
ショート利用で思ったのは、
結局、初日は10時半頃の迎え、
用意したり行った後にベッド周りの洗濯なんかに追われていると時間はあっという間。
最終日は15時半には帰って来るので、午後からは落ち着かない。
遠出もできないし、ゆったりした気分にはなれない。
自由気分になれるのは間の日だけ、そっか・・・やっぱり長めにお願いしないとと思った。
6回。
毎回、何て言って送り出すか・・・これは最大の悩みになっている。
決して、喜んで、そして快く行っている訳ではない。
「Aのお泊まり会」なのよとか「温泉旅行」「合宿」とか言っているのだけど、
事前に説明をして「行かない!」となったら、ほとほと困ってしまう。
「イヤ」とか「行かない」となった時のあやちゃんは、
もの凄く強い意思を持っているんで、そうなったらてこでも動かないような気がする。
なので、デイサービスと思って出かけたら、泊まらせられた。
ふい打ち的なことにもなっている。
ショートの時は、着替えなどひと荷物あるんで、
なんとなくビビっと来るものがあるようでして、
何度か通う内になにげ~にショートステイというものを認識できているようでもあり、
23日・・・拒否? 朝、起きて着替え、食事をしたのに、またベッドで寝始めた。
荷物などの用意はあやちゃんには分からないように、夜、寝てからこそっとやる。
ボストンバックも見えない所に置いてあるのに、動物的勘が働くのか?
その日は初日同様、最悪なことを考えて、車椅子をお願いしたんだけど、
丁度、トイレに起きた時に迎えが重なり、出て来たとこを捕獲され、
あれよあれよと言う間に車椅子で運んで貰った。
そんな感じの見送りであった。
あるラインを超えると、諦めるのか・・・黙って車に乗って行った。
この見送る日はいつも「ドナドナ」な気分になって滅入ってしまう。
車で出かけるあやちゃんを見送るとドナドナが頭に流れて、一日中流れてしまう。
認知症・・・言って、説明しても理解しても貰えない。
この先も何度もそんな思いをしないとならないのか・・・
ショートを利用しているお宅の家族はどんな思いで送り出しているのか。
なにか、これ! といういい方法があったら、教えて貰いたい。
あやちゃんがトイレに入っている間、迎えの職員さんに、
「こんな拒否的なことがあったら、どうしたらいいんでしょうか?」と聞いてみた。
私としては、自由時間を目の前にして、本人拒否でキャンセル。
それはとても困る。
ショートを入れて安心して旅行なんかの予定を入れても、
キャンセルしかないのか? な~んて思うのだ。
「皆さん、どんなふうに送り出しているのか・・・教えてほしい」と言ったんだけど、
「皆さん、こんなもので進んで来る方は少ないですよ~」としか言わなかった。
1番、悲しいのは介護施設の職員さんなのだ。
こちらから依頼していることなのに、
よかれと思っていることが伝わらない。
あらゆる場面でこんな思いをしないとならない。
いい制度・・・なのに、本人からは感謝もされない。
心が壊れてしまうよね?
認知症って・・・
家族は感謝しています。たくさんたくさん、感謝しています!
ショートでありがたいわ~って思ったのは、
リハビリパンツもあちらで用意してくれる。
なので居ない間はリハパン代がかからない。
バスタオルなどのタオル類も・・・
おまけに、帰って来るあやちゃんは、悪臭がしない。
これは、上手にお風呂に入れてくれる人がいるようなんだけど。
それと洗濯物が少ない。
やっぱり、着替えとか嫌いっていうか、もう、わからないから、進んではしないからなんだな~。
着たら、着たまんま、何日も同じ下着で同じ服・・・そう思っていた。
でも・・・
基本、洗濯は7泊以上の人・・・ってことになっているんだけど、
それより短くても、洗ってくれているらしいといことが、分かった。
戻って来る衣類、ズボンから尿臭が消えているんで、聞いてみて分かったこと。
上手に洗濯しているんだよね。
何を使っているか、聞いたことがあるんだけど、
乾燥機で乾かすから? でしょうか?と曖昧な答えだった。
そんなことで、洗濯物も減り、リハパン代も減り・・・お風呂にも入れてもらえる。
ホントにありがたや~なのだ。
9月19日からの劇的な変化を一気に記録しておきたいと思う。
というのも・・・新たな病院に診てもらうことになって、
つたない記録でも、症状やいつ頃? かの説明にこのblogは役に立った。
あやちゃんの家はまだ、ネット環境にないし、それがあってもそれどころじゃなくって、
打つ時間も取れなかったと思う。
旧式に紙に手書きでメモ程度にとってあったので、それを元に記憶を付け加えて・・・
過去に遡り日付を1日、1記事にするよりまとめて見られるようしようと思う。
○は天使、×は悪魔のあやちゃん。
既に21日までの幻覚・幻聴などは記したので、その続き
9月22日(水)【警察を呼んでしまった。包丁も隠してしまう ×】
朝、8時半頃、警察からケータイに電話がある。
お母さんから通報があり、泥棒が入り上着などを盗まれたと言われ、
「今、箪笥の下着が入ったところを見せてもらっています」とのこと。
「すぐに、参りますが、認知症なので、
話を合わせて『引き続き犯人捜査を致します』
位でお引取り頂いて大丈夫です」とお願いした。
電話の本体近くに身近な人の電話番号と警察110、消防119を貼っておいたので、
それを見たんだと思った。
飛んで行くと、何時にも増して虚ろで・・・
何があったか聞くと上着の話はせず、
今度は「youが用意してくれているお昼ご飯や晩ご飯をね・・・盗まれたのよ」と言う。
「それで・・・警察に電話したの?」 「そう・・・」
そんな感じである。
男が侵入してきて、盗って行ったということらしい。
「今、朝だから、まだ昼も夕ご飯も用意はしてないのよ」
元々、ないものをどうやったら盗れるんだい?
でも、朝、食べる食パン3枚が残っていたものと、いつものマーマレードがない。
冷蔵庫を調べると、食パンは冷凍庫、マーマレードは冷蔵庫にあった。
見せて、あったわよ!と言うけれども、あやちゃんは納得できない様子。
私がしまい忘れたままの置き老眼鏡も冷凍庫で凍っておったよ~(>_<)
否定しちゃ~いかんとあるけれど、
否定というより、鍵がかかっているドアから自分(母)が開けない限り、
誰も・・・鍵を持っている私以外は入って来られないから。
だから、安心して暮らしてほしいと・・・
そのような意図で説得しても・・・難しい。
「信じないなら、もう、話はしない!」と言われてしまう。
その日はやすちゃんも来てくれることになっていた。
事前に幻視や警察まで呼んでしまったことを伝えて・・・
私は否定するので、やすちゃんにはただ、聞いてもらうように
役割分担をすることに。
管理人さんからは、警官3人も来てたぞ! と言われ、
大げさなことになっちまったな~と思ったので、
その後、交番に行き、事情を説明すると・・・
初めての人からの「110番」で、泥棒と言われると、
3人で出動しないとならないのだけど、
今回、認知症だと判ったので・・・もし、今後そういう電話があったら、
私の携帯にかけてくれるということになった。
手土産を持って、交番へ向かう途中、やすちゃんとばったり会ったので2人で行くことに。
全くの余談だけど、おまわりさんが、同姓で私達と同じ出身地だったのだ。
他、男に盗まれまいと思うのか、幻聴がそうさせるのか、
杖(2本目)、バッグ、眼鏡、指輪、腕時計、財布にあった1000円札4枚などを隠していた。
やすちゃんが「包丁なんかも隠していた方がいいんじゃない?」と言う。
そう言ったと同時に、あやちゃんの椅子の座面横に包丁が隠されていたのを発見!
何かに包んであったのだけど、まさか・・・そこまで? という思いが強かった。
なので、包丁、果物ナイフ全部隠した。
その後のことだけれど、包丁を隠されたので、今度はハサミを椅子横に、まるで護身用に隠し始めた。
3丁ほどあったのが、1丁はどこへ隠したのか、出てこない。
9月23日(木) 【○】
まだ、私はこれはオオゴトだ! という認識がなかった。
何度か寄るがごく普通に呆けている感じ。電話に出ると、明るいしっかりした声だし、
夕方、配食サービス前に電話をしても、普通で受け取りもできていた。
なので、安心していた。
ケアマネには警察を呼んでしまったことをメールで報告。*
9月24日(金)【うんこまみれで倒れている ×】
この日はAディサービスの日。
朝から起きていますか? 朝ですよコールをするが電話に出ない。
慌てて、行くと・・・
おお~~!! なんということ! 地獄絵のようなことになっていた。
仏壇のある和室で、パンツだけでほぼ裸。そんな状態で、畳は何か所も尿まみれ。
それだけではなく、うんちまみれのあやちゃんが、仰向けで倒れていた。
寒かったのであろう。
立てたのが不思議でもあるけれど、その真上にある洋服掛けから
ありったけのコートなどを下ろし掛けてあった。
けれど、それらもうんこなのかしっこなのか、はたまたどちらもなのか、まみれて凄い匂いに。
声をかけて起こしても、虚ろで・・・この状態で一体、何から手をつけたらいいのか・・・
先ずはあやちゃんをお風呂に連れて行き、シャワーで汚物を洗い流す。
体についた汚物がじゅうたんの床に落ちてしまうので、ペットシートをあてがって移動。
着替えさせてから、洗濯、畳の汚物処理。
その間にデイサービスに状況を説明し、休むことを伝える。
デイ=ケアマネ。話は確実にケアマネに通じている。*
ケアマネの紹介してくれたA神経内科に受診の依頼。
電話をするにも、聞かれたくないことだらけなので、ドキドキする。
すると、完全予約制で2週間後になるとのこと。
ケアマネの推薦の医師ではないが、
朝、キャンセルが出て明日16時、別の医師なら診察可能とのこと、予約する。
ソーシャルワーカー(相談員・S氏)と話す。
この日から私だけで泊まり込むことに。
9月25日(土)【A神経内科受診・物を投げる ○→×】
朝から、調子はいい。
新たなA神経内科を受診。16時予約。ダンナに車で迎えに来て貰う。
早く着きそうだったので途中、ファミレスでおやつ・・・コーヒーゼリーなど。
診断前のカンファレンスをS氏とMさん3人で1時間位。
過去から現在までのことを細かく聞かれる。
あやちゃんは、その間、待って居られなくなる。
ダンナが途中で呼びに来る。
後から聞くと「帰るから、車を玄関まで回してちょうだい!」と何度も言われ、
歩いて玄関まで行ってしまう。
その後、Y医師に診てもらうが、検査をしないとなんともいえない。
検査は心電図、血液、CT、尿は採取できず。
レビー小体型であれば、漢方の抑肝散(よくかんさん)が副作用も少なく有効の場合があるようだが、
処方してもらうには、何度かの検査、診察をしてもらわないとならない。
とりあえず、今飲んでいる薬の中で、
頻尿の薬(90日もらったばかり)を止めてみるように言われる。
受診後、夕方から段々おかしくなってくる。
この頃から、瞑想的行動が出てくる。目を閉じ口はへの字、下唇が突き出る感じ。
何かに耳を傾け、決して、私の顔を見ない。目も合わせない。
聞こえるという頭の中の声に、時々うなづいたり首を振り否定したりするような行動。
更に、身の周りのものを隠すだけでなく、投げるという行為も出てくる。
1番身近な杖を投げると凄い音がする。
それでも、ないと困ると思い、探しては元に置いておくと何ごともなかったかのように使い、トイレに行く。
その後、頻発するので杖を隠す。すると転倒が心配なのでトイレなどの移動に手助けが必要となる。
投げる原因をまともな時に聞くと「そうしなさい」と私には見えない頭の中の男に言われるそうだ。
9月26日(日) 【終日、穏やか ○】
朝から「昨日の夜、私、少し変だったわね」と起きる。
終日、穏やかで夜、お風呂にも入る。
少しだけ自宅に帰るが、帰っても掃除洗濯やることは山積み。
9月27日(月)【やすちゃんと捨てる荷物を整理 ○→×】
同居に向けて、捨てる為に今まで整理した荷物と更に捨てる物を分別する作業。
引き取りは、廃棄物処理の会社に依頼(管理人紹介)。
和室の押入れ・天袋。サンルーム。元・私の部屋の押入れ・天袋など。
不用品を出すと、寝るところがなくなる。
今から、約半世紀前、上京した頃からある物がいっぱい出て来た。
やすちゃんに来てもらい、2人で作業。
11時50分頃、業者見積りに来る。
1回では無理なので何度か来てもらうようになるなど話たそれでもざっと見て3万円。
でも、分別もしなくて済むので助かる。
重い家具や鉄製で昔買ったお尻や腰をブルブルさせる健康器具なども引き取ってもらえる。
その間、あやちゃん椅子に座り静観。
昼ごはんを外で食べ、3時の休憩で「ブドウ」を食べようと誘う。
すると、声がして「何もしていないのに、ブドウを食べる資格はない」と頭の中の声に言われる。
そう言う。
とんでもない! そんなことはない!となだめる。
まだ、頭がすっきりしている状況で、どんな声がするのか・・・聞く。
また、私がとても気になって引っかかっていること。
おかしくなってしまう理由に今までひとり暮らしで気ままに過ごしていたのに、
突然、私が行き、歯を磨けだの夜、化粧を落せだの・・・関与することがイヤなのではないか、
それが原因で内に篭るような態度になってしまうのではないか。
そんなことを聞いてみたが「そんなことはない」と言う。
男のダンナも来ることがイヤなのでは? にもそれもないと・・・とりあえずは言ってくれた。
夕方からまたまた、変貌。
瞑想し、私の問いかけは一切無視。♪そこに私は居ません。そんな感じだ。
トイレにもひきこもり、放っておくと全く出てくることはない。
物を投げる。何か悪いモノに憑依されている。八百万の悪霊がとり付いた感じだ。
盛り塩をしようか? と思ったよ~~。
隠すから投げるにも変わり、次は何が出てくるのか・・・
物音、足音がするだけで、恐怖まではいかないが、とても心は安らまない。
9月28日(火) 【デイサービスに行く ○】
朝から機嫌よく、デイサービスの日は分るようで、
出かける時間に向けてのペース配分も自分なりにあるようで、それなりにできる。
自分でパンを焼いて食べたり、化粧をして待つ。
業者に来てもらい、不用品の引き取りを実行。
かなり眠れるスペースができる。
帰宅してからも機嫌はよく、寝る前に歯磨き・顔拭き(化粧落としのシート)もする。
9月29日(水)【診療所・食事・美容院 ○→×】
かかりつけ医の診療所へ行く日であった。
薬は飲みすぎはなくなり、むしろ飲み忘れの方が多かったので、余っていたが、
急変ぶりを伝える・新たに神経内科に通おうと思うと伝えるためにも行く。
歩行器を使い、機嫌よく向かうが、その日は混んでおった。
1時間半近く待たされ、途中で飽きてしまったかのようだったけど、
主治医の名前は言い当てて、私を驚かせる。何度教えても覚えないと思っていたので、
記憶にあることが不思議だった。
医師には上記を伝え、いつもどおり薬を処方してもらう。
但し、前回中止した導入剤は私が管理できるので、再開している。処方してもらう。
天気もよく、近くのホテルのレストランでランチをするかと尋ねると。
思いのほかすんなりOK。
その後、伸びすぎた髪の毛もカットしたい。
そこから近い美容院へ誘うと、それもOK。シャンプーしカット。シャンプーだけでも助かる!
それらを済ませ自宅へ帰る・・・そして、魔の夕方、まさに逢魔時・・・
あやちゃんは別の世界へ行ってしまった。
杖、眼鏡、化粧ポーチ、テレビのリモコン。
それらを私がちょっと目を離した隙・・・トイレに行った僅かな時間や、
下にあるスーパーに買い物に行った短時間に、待っていましたとばかり隠す。
戻るとなにかが違う。あるべき所にあるものがない。
この日、私達の布団も干せ、寝具も洗えたので、ダンナも泊まりで来てもらうことにした。
しかし、あやちゃんが最悪な時からの同居開始。
こんなにダンナの帰りが待ち遠しいことは過去になかった。
初めて、ダンナも変貌したあやちゃんを見ることになった。
夜中にトイレに立てこもり、それも服を脱いでリハビリパンツだけとか・・・
一緒に住み始めてから、リハビリパンツにした。
普通のパンツは隠してしまえばいいというやすちゃん。
そこまでしなくても、抵抗弱く・・・(本心は分らない)履いてもらった。
9月30日(木) 【S神経内科キャンセル ×→○】
昨晩からの続きで、朝から最悪!
2回目の検査、認知症の長谷川式検査、心理テスト、前回できなかった尿検査など・・・予約をしていた。
朝から雨だったので、タクシーで行こうと心に決めていた。
でも、とても連れて行ける状態ではない。
何度、声をかけてもベッドから出て来てくれない。無視される。
本当に困ってしまう。どうしたいいか分からない。
前回、S神経内科に行った時に、お困りごとがあったら、なんでも話して下さいとS氏に言われていた。
そうは言われても・・・そんなことを言われたのは初めてなので、どうしたらいいのか・・・
本来、相談ごとはケアマネの仕事ではないかと思われた。
急ぎでキャンセルの電話をすると、細かく状態を聞かれ、
神経系統、脳の病気にはその日の症状でキャンセルされる方は多いです。
なので、キャンセルは気にしないで、ぜひ、連れて来てくださいと言われる。
先方で調整してもらい、10月2日(土)14時に医師を変えてS医師に診てもらうことにして予約。
そして、その時にケアマネも同席してほしいと言われる。
私自身の認識がまだまだ、初心者であって、今までケアプランを作り、いい施設などを紹介するのが、
ケアマネの仕事だと思っていた。
なので「そんなことをケアマネに頼んでいいんですか?」と聞いてみると、
最初の診察の頃は皆さん、そうしていますとのことで、頼んでもいいようなのだ。
なので、ケアマネに依頼すると「じゃ、現地で待ち合わせましょうか?」となった。
そう言われて、家には来てくれないんだな~、
そこまでは介護保険の中ではしてはいけない部類のことか・・・とそう思った。
現に福祉タクシーもありますからね~とも言われた。
土曜日、ダンナに仕事さえなければ、支えたりする力の要することはできないけれど、
運転手だけならできる。
なので、なんとかしますと伝えた。
そのS氏から、そろそろショートステイなども考える時期ではないか??と言われた。
私は余程、ボロ雑巾のようにくたびれていたのであろう。
診療以外でも親切にアドバイスをしてくれる。
これじゃ、どっちがケアマネかわかんない位だ。
話は長くなるが、こんなことになる前から、我が家のお風呂のユニット交換を計画していた。
8月から3社から見積りをとり、結果、あやちゃんのとこをやってもらった人にやってもらうことにした。
お風呂のユニットは受注発注なので契約から2週間はかかる。
そして、その工事を10月4・5・6日で行なうことになっていた。その間、私は自宅に居ないとならない。
5日火曜日は、デイサービスでなんとかしのげるかもしれないが、
基本、工事時間は9時~5時で、遅くなることもあると言われていた。
○印で天使にあやちゃんなら、置いておくことが出来るかも・・・だけど、
悪魔になったら、とてもひとりでは置いておけない。
急遽、ケアマネに、ショートステイを探してもらう依頼をした。
運がよく、まだ、新しくできたばかりであまり広まっていない為か、空いている所を見つけてくれた。
今度は、その施設のI相談員と電話で話しをし、
またまた、いろいろと介護認定を受ける前からのことを一から説明をした。
明日・10月1日、説明などと契約をしに来てくれることになった。
自分で見てもいない施設だけど、ネットで調べると、なかなか良かった。
こんな緊急時に対応してくれるだけでも、ありがたかった。
そして、あやちゃんはというと、午後、やすちゃんが来てくれて、
赤子をなだめるように声をかけ・・・やっと、こっちの世界に戻って来たという感じだった。
やすちゃんが居る間にお風呂にも入れられ、頭は美容院でシャンプーしたので、それ以外を洗う。
そして・・・今度は、老人ハイ! ともいえるような躁状態でハイテンション。
食事もし、ダンナともよく話をし、23時になっても眠ろうともしない。付き合っていたらこっちがもたない!
導入剤を飲ませて「そろそろ寝ないとね」とベッドへ行ってもらう・・・そんな感じだった。
いろいろあった9月の最後は、それで終わった。
10月1日(金) 【デイサービスへ行くが・・・ ○→×】
ハイテンションで夜中に何度もトイレにも起き、目覚めてもとっても機嫌いい。
朝から、バッチリ化粧もし・・・食事もし、元気にAデイサービスへ行く!!
久しぶりの自由時間だった。少しだけ公園に彼岸花を観に行くが・・・既に枯れ気味なのが多かった(ノ_-。)
その後、必要なものの買い物へ行き、自宅で猫とくつろぐ。
おそらく文句であろう玄関先で、いつもと違う鳴き方をされる。
にゃんこも久しぶりの私。かわいい。癒される。
短い自由時間も用事で追われて、さようなら~!
16時、SショートステイのIさんがあやちゃん宅に来ることになっており、
デイから機嫌よく帰ったあやちゃんと本人面接。
本人が居ると言えないことを隣りの喫茶店で話し、契約をする段取りにしてもらう。
自宅浴室の工期は3日だけれども、9時に家に着くにはそれ以前に迎えに来てもらわないとならないとか、
6日、もし、工事が長引いたら、あやちゃんが帰る時間に私は居られない。
2泊3日では厳しい、私の方で対応できない。
それでも初めから、4泊5日はきつい??
そんな相談からだったのだけど、確かに、厳しいし、
3日・日曜日だと、あやちゃんのような症状に慣れたベテランさんが休みであると・・・
いろいろ考慮し、4日(月)、迎えの時間を通常は9時半のところを
時間外の8時半にしてもらうことにしてもらった。
本当にありがたい。
そして、帰りについては、様子をみて決めましょうとなり、
6日までの様子をみて、7日も可能そうであれば、相談しましょうとなった。
2泊3日になるか3泊4日になるか・・・あやちゃんの様子次第となった。
ショートステイを利用するのも初めてで、あやちゃんになんて伝えたらいいのか・・・
合宿? 豪華温泉付き旅行が当選した? 気に入っているAデイサービスのお泊まり会??
それは、事前に伝えてもおかしくなるかもだし、行かないと言うかもだし・・・
記憶にも残らないかもだし・・・出たとこ勝負にした。
1番不安なのは、調子がよければいいんだけど・・・ということだ。
時間外で、デイや他の迎えと重なり、Iさんひとりでしか来られないので、
できれば下まで連れて来てほしいと言われた。
通常であれば、可能だけど・・・もし、おかしな状態だと、絶望的な背水の陣である。
そんなことで、打ち合わせ。帰ると、まだ、断っていない配食サービスからお弁当が届き、
18時、それを食べるが・・・なんだかおかしい。
そして、19時頃、ホントにまたまた、あっちの世界に逝ってしまったです。
ただ、その日は私の問いにも応える事もあり・・・
こうなったら、お友達療法だわ! ってことで、旧友や職場で仲良くしてもらっていた人たちに電話をする。
どちらも、あやちゃんの状態は伝えてあり、納得済みな人たち。
初めは話しこそするが、次第に集中力が切れていくのが分り間が持たない。
おまけに、電話なのに、声も出さず、うなずいているだけなので、それは先方には伝わらない。
無言電話と同じなのだ。
結局、その療法?も効き目なしだったし、
どうやら「近くにyouちゃん居ない? 替わって・・・」と想像される相手の言葉には、
「居ない」と・・・私ったら、目の前に居るのに・・・
「居ますよ、居ます!」って言っているのに、そんなふうに言われてしまった。
本当に夜が長くて・・・ダンナの帰りが待ち遠しかった。
それでも22時、ひとりベッドへ行き、服のまま寝てしまう。
途中、なんとかパジャマに着替えてもらう。
リハビリパンツも取り替えないと大変なことになるので、それもなんとか・・・。
10月2日(土) 【S神経内科へ行くのにケアマネを呼ぶ ×→○】
朝から起きない。トイレには行くが・・・声かけには一切応じず。
ただ、そんなに辛そうなあやちゃんは見ていられないから、
病院へ行って、頭の中の声を消してもらいましょう。
頭掃除の日本一のせんせのとこへ行きますから!というと、うなずく。
14時にA神経内科を予約しているけれど、このままではまた、キャンセルしかない。
困り果てた。
こんな時にどうしたらいいの? 地域包括支援センターへ電話で相談する。
こちらも初めて。今まで、そんなに困ったことも手を焼いたこともないのだ。
状況を話すと、そんな時こそ、ケアマネに来てもらい連れて行ってもらえばいいと言われる。
はぁ~?って感じだった。目から鱗?
「ええ~~、そんなことを頼んでもいいものでしょうか?」
そんな時のためのケアマネで、担当者の状態を1番把握しているのもケアマネの仕事だと言うのだ。
なので、どんどん頼みなさい!と力強い言葉をもらった。
また、あやちゃんの状況も話すと、デイとショートを利用して、
介護者の負担を軽くしないと、持たないところまで来ているんじゃないですか?
それも、ケアマネに相談にのってもらってくださいと・・・
診察できたかどうかの情報も月曜日にフィードバックして下さいと言われた。
その後すぐにケアマネに電話をし、現地で待ち合わせと言ったけれども、
このままだとまた、キャンセルするしかない。
なんとかならないものかと相談すると・・・
いとも簡単に「じゃ、車椅子を持って、迎えに行きましょうか?」となった。
いや、そんなことができるなら、もちろんお願いしたい。
ってか・・・もっと早く、どうして言ってくれないのか? とも思った。
依頼すれば、やるけれど、決して自発的には提案や優しい救いの手は差し伸べてはくれない。
ちっと不信感が募ったのだけど、考えてみれば、
ケアマネ=デイサービスで送迎の運転もしているが、
いい時、天使のあやちゃんしか見ていない。
けれども・・・
24日、裸でうんことしっこまみれになって、デイを休むと言った時でも、
心配して電話をしてくれることはなかった。全てが事務的なのである。
でも、その日、13時15分にケアマネが来た時もあやちゃんはベッドに張り付いて、
掛け布団を頭から被り、必死で押さえている。
こちらの声かけにも一切応じず。
ベッド近くまで車椅子を運び、パジャマに薄手のコートを羽織らせ、
ベッドから引き剥がすように、無理矢理連れって行った。
マンションの下では運転手のダンナが待っていてくれる段取り。
(というのも、駅前なので、とても車を駐車したままではいられないのだ)
それに乗せ、なんとか診察ができた。
でも、医師を変えたので、またまた、1番初めから。
次回は検査で14日(木)16時30分に予約をした。
S医師には最悪の状態のあやちゃんを診てもらうことができたかも・・・
そんなことで、ケアマネも悪い状態のあやちゃんを初めて目の当たりにしたのだった。
昨日は、普通でしたよね? ってな感じなのだ。
これで、共通認識でケアプランを立てて貰えそうな・・・そんな気がした。
病院から帰る頃、冷め始め、なんとなく元に戻る。
夜も一緒に食べ、着替えて眠る。
10月3日(日) 【家捜しをしたようだ ○→×】
朝も早くから起きていた。
あやちゃんが箪笥に隠していた指輪と時計。またまた隠されて、分らなくなっても困る。
そして、ショートステイには貴金属はしてこないでくれと言われていたので、
指輪は金庫へ・・・腕時計は・・・別の保険証などと一緒に、しまっておいた。
その時計をしているのだ。
他にもあやちゃんが行かない部屋に吊るしてあったお気に入りの半袖のカットーソー。
見えるとこの秋でも着てしまう可能性大だったので、隠してあった。
それらを出してある。
どうやら、私が寝ている間に家中を探し回ったようである。驚きだった。
でも、隠されるよりは全然まし。
朝食も食べ、天気がよかったので、外に誘うけど、それはイヤだと言うので、
3階のプレイロットでおにぎりなんかを食べて、ちょっとしたハイキング気分。
たまには日に当たらないといけないのよ~なんて誘ってみると行くと言う。
この週末はダンナにはゆっくり過ごしてもらうために、自宅へ帰ってもらっていた。
夜にはこっちで一緒に食事を! なんて言っていた。
まだまだ、同居に慣れない。お風呂は裸でベッドまで行ってもらうあやちゃん。
ダンナがいたら、お互いに気まずいかと想像されたし、
それを理由に入らない!と言われるのは、困る!
機嫌がいい間にお風呂に入れてしまえ! と呼んだら来てねと言い、先に私が入った。
その時までは、積極的ではないにしても入ると言ってくれていた。
丁度、私が洗い終わり、来てもらおうと呼ぶと、返事がない。
隣りのトイレに居たので、じゃ、ここで脱いじゃおう!!
いくら言っても、目が、あっちにいっちまってる。
そして、またまた、無視してベッドに入ってしまった。
魔の刻16時の事。
もう、どうでもいいし・・・こうなったら、絶対に動かないあやちゃん。
それにエネルギーを使っても虚しさだけなのだ。
投げて危険なモノを隠して、私は自宅へ帰り、あっちで夕食を摂る。
たまった洗濯物などもついでにできた。
久しぶりにゆっくりTVをみたりして、22時頃戻る。
想像はしていたが、リハビリパンツはびっしょり。
椅子のクッションが濡れているので、履き替えようとお願いしても、
ものすごい拒否。
杖は和箪笥の上に隠し・・・身の周り以外のもの。
玄関にあった傘、靴べら、いつもの椅子周りでも孫の手や化粧水などなどを箪笥の引き出しに隠してあった。
少しして、物音がする。
着ている物を脱いで、リハビリパンツ一枚。なぜ? 脱いでしまうのか?
普通は防御で着込んでしまうことが多いとのことだけど、開放的になるのか?
これ幸いに、パンツも取替えパジャマを着せる。
けれども、この晩は、あまりトイレには行っていない。
食事もとってない。水だけでも・・・と飲ませようとしても拒否。
いつものように枕元に置くと・・・投げられる。凄い音。
なにか、投げても安全なもの・・・とリハビリパンツを3枚置いておく。
でも、翌朝、見てもリハパン投げてなかった。軽いものはお嫌い?
長くなったので、4日以降、初のショートステイはつづく・・・ということで。
調子のいい天使の時ととりつかれたような悪魔の日が、1日交代でやってくるようだ。
特養で栄養士として働く母の友達の娘さんは、多くの人をみているけれど、
おそらく、この症状はまともな時が短くなって、段々とおかしな時が長くなると思うと言われた。
とにかく、ケアマネになんでも言って、やってもらうか、ケアマネを変える時期かもしれない。
自宅では難しい時期ではないかとも。
そんなことを言われた。
顕著に如実に変化が現れ、僅か2週間。結構参ってしまった。
1日、1日がとても長い。
自宅リフォームが入っている間に、用事をしながら打ったものなので、
分りづらい部分や誤字脱字があるかもしれないが、許してもらいたい。
9月に入って、穏やかに過ごしていた。
8月に4回も大きな方を漏らしてしまったけど・・・そんなこともなく、
まだまだあやちゃん、大丈夫! とか思ったのだけど、
新たなステージの幕が上がった? のかもしれない。
いやいや、あやちゃん霊媒師になったのか? と思うようなことが。
その後の幻覚? 幻視?は女の人が来たというもの。
最初の人は「小宮山」と名乗り、その人は知らない人なのだけど、
「父に頼まれて、あなたの様子を見に来ました」と言うらしい。
でも、その人は適当に話を合わせている感じで、
インチキなんだと分ったと・・・。
次は、小学校3年~5年の時の担任の先生で、
昔の話をしばししたそうだ。
「こっちは本物だったのよ~」と言う。
そして、
「明日はAデーサービスでしょ? 私も疲れたから帰ります」と帰って行ったそうだ。
ドアには鍵をかけている。
どうしてその人達が入って来るのか? 私には疑問なのだけど、
「ドアをドンドンと叩くから…」と言う。
「でも、知らない人なら、ドアを開けない方がいいわね」と言うんだけど、
あやちゃんの話は、同じ事しか言わない。
こっちが聞きたい肝心なことには答えず、答えにならない同じことを言うだけ・・・
そのお二人は特にアレをしろとかコレをしろ! と命令はしないようで、
穏やかに語り合った・・・そんな感じだ。
潜在的に、会話に飢えているのかな?
とにかく、害がなかったので、よかった・・・?
担任の先生とは、昔の話ができて、懐かしそうだった。
やすちゃんに、この幻覚の一連のことを話し、
認知症も中期にさしかかったかもしれないと伝えると、
「でも、もっと前・・・5年位前にも、
駅で、あんたを知っている・・・という人に遇った・・・
あんたの親も知っている・・・と言われた」ってこともあったじゃない?
そういえば、そんなこともあった。
って、ことは、大分前からなのかな?
周期が短くなってきたってこと??
ケアマネにメールで説明したところ、
レビー小体型認知症かもしれないとのこと。
幻視、幻聴が現れるタイプの認知症。
遅かれ、早かれ、そういう症状は出てくるとは思っていた。
けど・・・ひっかかることがある。
飲みすぎることが多くて睡眠導入剤を止めてしまって、昼夜の不明はなくなった。
それで、過ごせるかと思ったけれど、
幻覚は導入剤がなくて、熟睡できないことが原因なのかな? とも思える。
それが原因で、睡眠障害になっているとしたら・・・可哀想である。
飲みすぎさえなければ、飲むことで熟睡できれば、それに越したことはない。
夜眠る前の薬の管理となると・・・
同居以外にはないね~~。
困ったな~。
主治医にも相談しないと・・・と思っている。
けど、内科なので、どういう診断になるか・・・。
そうそう、前回、睡眠導入剤を止めるという決断をし、薬を断ったときは、
主治医、夏休みで代理の医師だったのだ。
その医師もなかなか話を聞いてくれる人で、好印象だったんだよね。
鬱症状や幻覚症状に効果ある「加味帰脾湯(カミキヒトウ)」
http://www.kanpou-ichizen.com/2006/12/post_968f.html
ツムラもあるけれど処方箋。ロートのは売薬である。
http://www.wakansen.com/prod/item07.htm
19日のこと・・・
夕飯を届けに行った。
ドアの郵便受けには新聞がささったまま。
これも、よくあること(最初は驚いたけど)。
ドアを開けるといつもの靴がない。
けれどもテレビの音はしている。
部屋に入って行く・・・居ない。
でも、ベッドにそれらしき山が・・・
具合でも悪いのかと駆け寄る娘さん=私。
ええええええ~~~っ! なんでぇぇぇ~~~!
あやちゃんは裸でベッドに横たわっていた。
おっぱい丸出しなのである。パンツいっちょだけある。
「なんで、裸で寝ているの?」と聞くと・・・
「だって、そうしなさい!」 って・・・。
妄想なのか幻覚なのか・・・過去2回、3人の男がやって来て・・・という話がある。
その日は、管理人さんか管理組合の人がやって来て、
「そうしなさいって言うから」
「だから? 裸で? 寝てる?」
「そう」
ありえん。
裸なので、この際、着替えさせるのには好都合!
でも、洋服を着ることに軽い拒否。
「だって、そうしていなさいって言われているのよ!」・・・とまだ、言う。
「そんな裸になっていなさい!なんて、おかしなことを言う人のいうことなど聞かんでいい!
あやちゃんは私の言う事だけを聞いていれば、それでいいのだ!」
とにかく、洋服を着させ、落ち着かせ・・・
辺りを見回すと、なんかがおかしい。
着ていたはずの服がない・・・パジャマもない。
そういえば靴もなかった。
部屋は乱れていながらも、それなりにあるべき所に置いてあり、
あやちゃんの取りやすいとか、使いやすさを優先させてある。
それがなんだかいつもと違うのだ。
箪笥の上の人形ケースもいじられている。
初めて・・・モノを隠すという行為を始めてしまった。
過去、置き忘れで探すことはあっても、今回のようなことはなかった。
部屋中を捜索し、靴が出て来た。
何がないか・・・私も分からない。
思案していると、
「さっき、男の人が来て、そうしなさいって」
「モノを隠しなさいって、言ったの?」
「子どもがいっぱい来るから、
裸で寝てて、来たらおっぱいをあげてくれって」
「・・・(*ーー)」
結局、靴、眼鏡(2)、バッグ(財布など入っている)、
時計、指輪、脱いだ服、パジャマ・・・
それら、日常的にないと困るものは探し当てた。
もしも、なかったら、どうしていたのだろうか・・・
自分で隠したことも忘れて、隠した場所なんか絶対に覚えていなくて、
結果・・・誰かが盗った・・・に移行していくのだろうな~。
ところが、
1番、大きな(長い)杖。
これがどうしても探せない。
あんなに大きなモノがなぜ?
杖は以前使っていて、少しだけ曲がってしまったのを取ってあったので、
見つかるまで、それを使ってもらうことに・・・
「杖・・・どこへやったのよぅ?」って聞くと、
「あるじゃない!」って古いものも新しく買ったものも区別不可能。
そして、何度も「男が来た」と言う。
私は遺失物の捜索中なので、相手にもしない・・・というか、
非現実的な話に、なんと受け答えしたらいいか、わかんない。
すると
「あんたは、私がバカになったと思っているんでしょ?
でも、本当なんだから! 」
とそういう時の口調は昔に戻ったようで、とてもしっかりしている。
でも、モノを隠す・・・とうとう、新たな局面を迎えたのかと思った。
一過性でしばらくは潜むのか・・・
それとも、日常的に起こる(幻覚を見るのか)
あ~~~~~~、なのだ。
すると、ドスン! と大きな音。
ドアを開けると、あやちゃんが上向きになって、転んでいた。
足拭きマットから1歩踏み出して滑ってしまったようだ。
それも、送り出したときにちらっと見えたのだけど、
洗面台に置いてあるヘアピンなどをバスタオルより早く手に握っていた。
いつもなら、放置したままで、私が後から持って行くのに・・・
その日は何故か目に付いて、気になってしまって、
そのために気持ちが集中できなくなった。
そんな感じだった。
次回から、目に付かないように隠しておこうと思った。
同時に、湯上りももっと気配りをしないとならない!と思ったのだった。
転倒は幸い、頭も打った感じはなく、打ち身だけのようだった。
我が家、ありがたいことに骨は太い。
そう簡単には骨折などはしない気がする!
起こすのは大変だったよぅ!
一回で一気に立つまでは無理だったので、
ダイニングチェアを持って来て、
先ず、そこへ座らせて休憩、そして立ち上がってもらった。
アップしてないのがメモに残っていた。
8日からさかのぼること1週間前。
1日にお風呂に入れた時のこと。
湯上りは、腰掛けて着替えられるように、
ベッドに着替えなどを全部置いてある。
私は、あやちゃんに何度も言い聞かせ、送り出し、
急いでざ~っとお風呂を洗って出て行く。
いつもならベッドに直行して着替えているあやちゃん。
この頃、次に何をするのか分らないことが多くて、
その日も裸のままリビングのあやちゃん専用椅子にぼ~っと腰かけていた。
ベッドで着替えよう!と誘導する。
背中などもまだ、濡れているんで、拭いていた時、
びっくりしたことが・・・
あやちゃんのわきの下は、色素が沈着している。
太った人やお相撲さんがよく股などがこすれて、皮膚の色がかわってしまう。
それだとばかり思っていたのだけど、
わきの下から、ぽろぽろと何がが落ちる。
落ちたところは白くなる。
汗拭きシートでこすってみる。
色素の沈着かと思っていたものは、垢だったです!
これには、驚いた。
私がお風呂に入れ始め3年は経っている。
その間、なんでなんで、気がつかなかったのだろうか?
体は手が届くところは自分で洗ってもらう。
ナイロンタオルにボディシャンプーで泡立てて・・・
どうも、泡が体につくと、それで満足でこすってないように見える。
何度もこすってね・・・とか5回はこすってね~とか言うけれど、
力もなく、こするというより、なでてる??
私はその間に背中や腕、わきの下、届きにくいところを洗うんだけど・・・
わきの下だって、手を上げてもらって、こすっている。
なのに・・・なんで~?
さっぱりシートでこすると「痛い!」と言うので、
次回のお風呂の時に、じっくりと痛くなく取り除かないと!と思ったのであった。
その後・・・8日。
先ず、湯船でわきの下を先ず、うるかそうと思って観察していると・・・
・・・そうなのである。
太っているので、手をさげたままで湯船に浸かっていると、
わきの下がくっついたままになってしまう。
説明して、少し腕をあげてもらって、わきの下の垢に水分が行き届くようにしてもらい、
その後、とにかく、こすった!!
以前と比べると、かなり落ちて、肌色になったです。
足の指の間に、垢が枯葉のようになって貯まっていた時も驚いたけど、
今回のはそれに次ぐ驚き!
3年間も気づかなかったとは・・・
今年の夏にあやちゃんサイズの2Lを探して、いろんな店に行ったのだけど、
いい感じのがない。
夏物パジャマ・・・今の枚数でも十分だけど、そんなことで、シモジモの粗相が増えて、
あまり酷い汚れだと捨てるしかないと思っていたんで、予備にほしかった。
万が一、急な入院にも備え新しいのがほしかった。
案外、2Lってないから。急に用意はできないのである。
そこで、考えたのは、大きな体のあやちゃんは、
1・ジャージのような伸びる素材
2・粗相や食べこぼした時に、汚れの目立たない濃い色合い
3・襟はないより、ある方がいいかも
4・半袖より7分・8分袖・・・
粗相あれば捨てるしかないので、高くなくてもいい。
いや、安いものでいい。
W社でおしゃれなのはあったけど、そんな高いものはいらない。
これにうんちが付いちゃうかと思うと・・・いらんいらん! と思った。
いいなと思うとサイズがなかった。
もしも、いいので2Lがあったら、買ってほしいとやすちゃんに頼んだ。
やすちゃんも忘れているのか、時が過ぎ・・・
見に行ったスーパーで、商品の入れ替えがあったようで、
2Lが結構多く、嬉しいことに値引きされていた。
そっか・・・こまめに見ないとダメなのね! って思った。
2Lが豊富にあるだけでも珍しいことだったので、
4枚、大人買いした。
その直後、やすちゃんがデパートで買ったわ~と連絡してきた=■●_
そのパジャマは薄いブルーにピンクや白の小花が散らしてあり、
パステルカラーのとってもかわいいもの。
そして、伸びない素材だった。
私の意図するものと対極にあった。
おまけにサイズはL。
Lだけど、普通のより大きめなのよ!
だから、大丈夫と思って・・・
とのことだった。
サイズだけは伝えておいたんだけど、
私もきちんと伝えなかったのが悪かった。後悔した。
8月26日、風呂上りに着せて・・・入ったので、やすちゃんも安心してたんだけど、
問題は、トイレ時の上げ下げ。
動きが緩慢なあやちゃんには伸びる素材の方がやりやすい。
それが原因かどうかは判らないけれど・・・
結局、その可愛いパステルカラーのパジャマは、
僅か3日にして、哀れうんちまみれになってしまったのだ。
漏れてしまう原因って、結局は判らないんだけど、
トイレを見て、想像するに・・・したいけれど、下着類を下すのが間に合わなかった。
そんな感じであった。
過去、伸びる素材のパジャマでも、そんな状態は何度かあったから、
パジャマのせいとも言い難いけれど・・・
もしも、伸びる素材であったなら、間に合った?
そう考えると、あやちゃんに気の毒なことをしたと思えた。
29日はトイレが・・・大変なことになっていた。
そして、やっぱりスリッパの裏にもくっけて拡散していた。
この前、またケアマネが変って(それは別途で)
その話しになったのだけど・・・
「なんで、認知症の人って踏んづけてしまうんでしょうね?
そして、本人は気づかないし、平気なんですね~」みたいな話があった。
あやちゃんだけではないのね~。
これだけの量なら、さぞやご本人さまのお尻は大変なことになっているかと思われ、
見せてと言うと、自信たっぷりで「いいわよ!」って感じだ。
なんなの? その自信!?
私の想像以下ではあったけれども、腿の後ろなどにこびりついている。
シャワーで流そう! って言っても本人はあくまでも否定していて、
「私はしてないわ!してないのに・・・なんで、そんなことを言うの?
・・・男の人が3人、入って来て・・・」とまた言い出す。
自分の都合の悪いことは、
その3人の男のセイにする構図があやちゃんの中で出来上がりつつあるようだ。
そうすることで、自分のプライドを守り、心の均衡を保っているようだ。
そう思うと、年老いてシモが緩んでしまい自分で始末ができない母が哀れになってしまう。
しかたないので、あかちゃんのおしり拭きで拭くだけに・・・。
下の衣類や下着を着替えさせ・・・洗うために洗濯機を覗いて
また、びっくり!
トイレか? と思うような状態。
お尻を見せて・・・というのに「いいわよ」という自信は、
既に着替えていたからだったんだと思われた。
自分で洗濯をしようと試みたんだね~。偉いよ~、あやちゃん!
洗ったけど、予洗いもせずに回したから、
全然落ちてないし、言葉に出来ないほど凄いことになってる。
そして、脱水まではいったけど、記憶の限界はそこまで。
隣りの脱水層にはパンツとパジャマの下が干されもせずにそこにあった。
けれども、全然落ちていなくて、塊りもいっぱいで、
洗濯機を洗濯するのに大格闘しないとならなかった。
それでも、偉いよ! やろうとしたことは、偉い!
トイレの便座カバーと衣類、スリッパを洗い終えて・・・
パジャマの上を見たら、そこにもくっついていた。
それらは次回に回し、あやちゃんの目につかないところへ隠してきた。
トイレ掃除、床掃除、じゅうたん掃除・・・
幸い、トイレでの出来事だったんで、ベッドは守られた。
畳に刺すタイプの駆除剤を買って散布。
効果は謎だけど、洋服用の防虫剤もあらゆる所へ置いて様子をみていた。
少なくはなったけど、全滅まではいかない。
26日、やすちゃんとベッド周りを掃除していると・・・
その虫の出所が判明した。
そば殻の枕であった。
白っぽい枕のカバーにたくさんついて、うごめいていた。
これか~~~! と判った。
やすちゃんは気持ち悪いから、捨ててしまえ!と。
でも、この枕・・・あやちゃんが気に入っているみたいなの。
羽毛も他の枕もいっぱい買ったようなんだけど、
なぜかそれに落ち着いたところで、呆けちゃった。
変った枕で、そば殻の細長いのが5本あって、
それを大きなカバーに入れて、好きな具合に配列する・・・らしい。
どう入れたら、お好みなのか、分らないので適当に入れるしかなく、
適当でも文句を言われたことはない。
もちろん干してはいたんだけど、この暑さとあやちゃんの頭の湿気で、
わいちゃったのか?
客間にある枕も全部確認したけれど、幸い、他のそば殻枕は無事であったが、
この際、全部の枕のカバーを洗い、枕本体を干した。
あやちゃんお気に入りのそば殻枕は、虫が出たからと納得してもらい。
処分することに!
ごみ袋に枕を入れて、殺虫剤を散布して紐でしばった。
代わりに羽毛の枕にしたんだけど・・・
枕が替わると眠れないとか・・・よく言うじゃない?
眠れたかな?
夜中に男性3人が来るという話は、
デイサービスでは女性に変っていて・・・
やすちゃんには、ハンチングの男性で、お腹が空いているから・・・と言うので、
1000円、渡したら、帰って行ったと。
前にもそんなことを言ったことがあり、それはあやちゃんも覚えていて、
「これで、2回目なのよ」と言う。
財布を確認するけれど、1000円札が減っていることもなく・・・
話としても、夜中に3人の男が鍵のかかった高齢者の部屋に入るわけもないし・・・
2人掛けのソファーに男3人が座れることもなく・・・
それって、もしかして、あやちゃんの父と兄弟で亡くなった兄二人?
そんなのが見えていたとしたら・・・お迎え?
それとも、普通の人に見えないものが、見えるようになったとか?
あやちゃんが言うには、ハンチングを被っていて、顔は見えないそうだ。
子どもの頃に庭にあって、よく手を出したフサスグリ・・・真っ赤に熟れると美味しそうだけど、
酸っぱい!
分っていても、赤い誘惑についまた、手を出してしまう。
房になっているのはピンボケで・・・残念。
志賀高原・蓮沼で・・・
【お風呂など清潔感】
今年の夏の暑さは異常だ。
ふるさと青森と沖縄の最高気温が同じって、ありえない。
この異常が通常にならないことをセツに祈るです。
あやちゃんは酸っぱい果物の匂いがする。
夜寝ている時も、昼、動かなくても、ものすごい汗をかいていると思われるので、
今、頑張って週2回、お風呂に入れている。
といっても、まだ2週、2回だけなんで、威張れる数ではないけれど、
えらいぞ! 私!
汗もだけど、足に虫に食われたような跡がある。
集中して9つ。
ゲっ! なにこれ? 状態。
蚊には見えない。
けれども、液体タイプでつけっぱなしでもいい蚊取り器と、
畳に刺すタイプのダニ駆除剤を買って散布!
汗疹と虫喰いのその跡を見せて、
お風呂に入らないとそうなるの!だから、入ろう!と言い聞かせて入って貰っている。
以前ほど、駄々をこねなくなった。
・・・って思っていたけれど、
26日(木)やすちゃんに来てもらっていた日。
お風呂からあやちゃんを呼んだら・・・露骨にイヤな顔をしたそうだ。
やっぱり、入りたくない、面倒という気持ちに変わりはないんだね~。
今年、生物(お弁当の残り)を捨てる時は、
どんなに少量でもビニールに入れて、口を縛って捨てることができているようで、
コバエの発生はそれほど気になってはいない。
排水口も行く度に徹底して洗ったり、カビキラーをしているので、
悪臭もなく、その効果か・・・コバエは気にならない。
ただ・・・去年も思ったけれど、コバエとり。
これに関しては、一切効かない! コマーシャルのようにはとれません。
今年は1匹もとれないです。誇大広告だな。
希望としては、
1日に何度か窓を開けて空気の入れ替えをしてくれるといいんだけど、
そんなことは頭にない。
なので、空気がよどんでいる。
【熱中症】
世を騒がせている高齢者の熱中症の話もして、とにかく、水分補給!
年間をとおして、足下にペットボトルに入った水があるので、
それは心配ないようだけど、
さすがのあやちゃんも、トイレが遠くなっている。
というか、人並みになってる? よりも多いけど・・・。
21日か・・・行くと、やたら部屋が冷えている。
エアコンのリモコンを見ると、いつも25度に設定してあるのが、19度になっている。
25度でも高いと思われそうだけど・・・
なんせ、古くて少しききが悪くなっている。
いろいろやって、25度が丁度いいかなという結論に達した。
消し方が分らなくなって、温度調整のとこを押しまくったようだ。
翌日・22日に行くと、また、少し寒い。
確認すると、温度設定は25度だけど、風力が自動になっているんで、
寒く感じるようだ。
それも、分らないながら、いじったと思われた。
元の微風に直して来た。
【私が居なくなると・・・】
夏には関係ないけれど、
あやちゃんは、私が居なくなると活動したくなるようだ。
お昼前に行き、昼ごはんを下のスーパーに行って、買って来るから、待っててね!
と言い残し、それだけではダメなんで、
『・・・だから、食べないで待つ!』とメモにも残す。
「このメモを握っていて、何か食べたくなったら、メモを見るです!」
ものの、数分後、買って帰ると、ひとりでパンを焼いて、食べている。
食べようとしている・・・そんなことが何度も何度もある。
22日は、お風呂にも入れてほっとして、
さて、夜のご飯を買って来ますよ~!と出て帰ると、
2本あったバナナが1本になっている。
バナナ食べたの? って聞くと、
「食べてない!」と言い張る。
「食べちゃいけないの?(`Д´)ノ 」と怒る時もある。
足下のごみ箱を見ると、剥きたてのバナナがある・・・
いえいえ、食べてほしいので、買ってきているからいいんだけど、
そのまま捨てられると、ハエが来るんだよね~。
それと、食べる時間・・・もうすぐ晩ご飯だっていう時間に食べるのは、
やっぱ、ダメでしょ?
その他は、私の飲みかけのもの・・・
すぐに戻るからカップのままでテーブルに置いて出て行くと、
ざ~っとだけど、洗って伏せられていたり、
漂白中の布巾やテーブル拭きなどを洗ってあったりする。
するんだけど、もう少し漂白したかったし、漂白剤が残らないように、よ~くすすぎたい。
それはできないようだし、布巾はいいけど、あやちゃんの手が心配。
つまり・・・私が家を出ると、動きたくなるようなのだ。
なんなんでしょ?