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ショートステイの話から [施設・介護環境]


かなり久しぶりの更新です。
なんとかあやちゃんの家に光を引き、ネット環境のある家にし、
欲しい情報が入手できるようになりました。
いろいろモノイリで大変です。

こう空いてしまうと何を・・・何から書いたらいいのか分からない程で、
それだけいろんなことがあった2か月、ということなんだな~と振り返る。
今は幻覚も幻聴もなく、一時の嵐のような状態からは脱したという感じで過ごしています。


23日からまた、3泊4日のショートステイに行ったので、
ショートステイの話からblog再開・・・という感じ?

10月4日(月)×

初めてのショートステイ。
無理をお願いし時間外で8時半に迎えに来てもらう。
あやちゃんの状態は最悪で、ベッドから出てこない。
無理やりパジャマ・下着などを脱がせて着替えさせるんだけど、また、そのままで布団の中。
ベッド近くまで車椅子で来て貰い有無も言わせず、運んでもらうしかなかった。

管理人さんにも協力してもらい車止めをはずしてもらい、マンション入り口まで車をつけて貰った。

それが初めてのショートステイだった。



3泊4日で帰って来るあやちゃんをどう迎えたらいいのか・・・
帰るのが近くなって新たな悩みが・・・。

結局、どこで何をして来たのかもよく分からない様子。
施設に関して触れることもなく、私も「どうだった?」とか積極的に話題にすることもなく、
なんか触れてはいけないことのようだった。
沈黙が怖くて、眠るまでの7時間。
私ひとりでしゃべりまくり、後半は懐メロの番組をやっていたので、それに合わせて歌いまくり。
それはそれで疲れてしまった。

家のリフォームが終わった最終日、どんな施設か見に行くことに。
急だったので、ネットでは確認できていたけれど、実際に見学さえもせずにお願いしてしまったから。

できたばかりの施設なんで、きれいだった。
どこぞのホテルのロビーかと思うほどで、私が入所したい位だった。
高齢者がこんなにいるのに、臭いもちっともしない。
どんな秘訣があるんだろうか?

その後、6回目のショートに行っている。
11月までは希望する曜日や期間も取れず、空いている所にお願いする形なので、
2泊や3泊なのだ。
ショート利用で思ったのは、
結局、初日は10時半頃の迎え、
用意したり行った後にベッド周りの洗濯なんかに追われていると時間はあっという間。
最終日は15時半には帰って来るので、午後からは落ち着かない。
遠出もできないし、ゆったりした気分にはなれない。
自由気分になれるのは間の日だけ、そっか・・・やっぱり長めにお願いしないとと思った。


6回。
毎回、何て言って送り出すか・・・これは最大の悩みになっている。
決して、喜んで、そして快く行っている訳ではない。
「Aのお泊まり会」なのよとか「温泉旅行」「合宿」とか言っているのだけど、
事前に説明をして「行かない!」となったら、ほとほと困ってしまう。
「イヤ」とか「行かない」となった時のあやちゃんは、
もの凄く強い意思を持っているんで、そうなったらてこでも動かないような気がする。
なので、デイサービスと思って出かけたら、泊まらせられた。
ふい打ち的なことにもなっている。

ショートの時は、着替えなどひと荷物あるんで、
なんとなくビビっと来るものがあるようでして、
何度か通う内になにげ~にショートステイというものを認識できているようでもあり、
23日・・・拒否? 朝、起きて着替え、食事をしたのに、またベッドで寝始めた。

荷物などの用意はあやちゃんには分からないように、夜、寝てからこそっとやる。
ボストンバックも見えない所に置いてあるのに、動物的勘が働くのか? 

その日は初日同様、最悪なことを考えて、車椅子をお願いしたんだけど、
丁度、トイレに起きた時に迎えが重なり、出て来たとこを捕獲され、
あれよあれよと言う間に車椅子で運んで貰った。
そんな感じの見送りであった。

あるラインを超えると、諦めるのか・・・黙って車に乗って行った。

この見送る日はいつも「ドナドナ」な気分になって滅入ってしまう。
車で出かけるあやちゃんを見送るとドナドナが頭に流れて、一日中流れてしまう。
認知症・・・言って、説明しても理解しても貰えない。


この先も何度もそんな思いをしないとならないのか・・・
ショートを利用しているお宅の家族はどんな思いで送り出しているのか。
なにか、これ! といういい方法があったら、教えて貰いたい。

あやちゃんがトイレに入っている間、迎えの職員さんに、
「こんな拒否的なことがあったら、どうしたらいいんでしょうか?」と聞いてみた。
私としては、自由時間を目の前にして、本人拒否でキャンセル。
それはとても困る。
ショートを入れて安心して旅行なんかの予定を入れても、
キャンセルしかないのか? な~んて思うのだ。

「皆さん、どんなふうに送り出しているのか・・・教えてほしい」と言ったんだけど、
「皆さん、こんなもので進んで来る方は少ないですよ~」としか言わなかった。

1番、悲しいのは介護施設の職員さんなのだ。
こちらから依頼していることなのに、
よかれと思っていることが伝わらない。
あらゆる場面でこんな思いをしないとならない。
いい制度・・・なのに、本人からは感謝もされない。
心が壊れてしまうよね?
認知症って・・・

家族は感謝しています。たくさんたくさん、感謝しています!




PA271875.JPG



ショートでありがたいわ~って思ったのは、
リハビリパンツもあちらで用意してくれる。
なので居ない間はリハパン代がかからない。

バスタオルなどのタオル類も・・・

おまけに、帰って来るあやちゃんは、悪臭がしない。
これは、上手にお風呂に入れてくれる人がいるようなんだけど。
それと洗濯物が少ない。
やっぱり、着替えとか嫌いっていうか、もう、わからないから、進んではしないからなんだな~。
着たら、着たまんま、何日も同じ下着で同じ服・・・そう思っていた。
でも・・・

基本、洗濯は7泊以上の人・・・ってことになっているんだけど、
それより短くても、洗ってくれているらしいといことが、分かった。
戻って来る衣類、ズボンから尿臭が消えているんで、聞いてみて分かったこと。
上手に洗濯しているんだよね。
何を使っているか、聞いたことがあるんだけど、
乾燥機で乾かすから? でしょうか?と
曖昧な答えだった。

そんなことで、洗濯物も減り、リハパン代も減り・・・お風呂にも入れてもらえる。
ホントにありがたや~なのだ。


コメント(6) 

コメント 6

nakasama

ネット開通おめでとうございます。^^
たしかにドナドナが流れちゃうかもしれないですね・・・。
(-ω-;毎回淋しそうな顔をされちゃうと切ないのですが、
うちは今の施設になってから職員さん皆がすごく明るく迎えてくれてるので以前の老健に比べると家族の心の負担もずいぶんと変わりました。
とはいえ先週は足利行きがあったので土曜日に面会だけ行ったらもう家に帰る気持ちになってしまって一緒にエレベーターに乗ってしまうし・・・お別れが大変でした。ドナドナド〜ナ
職員さんに一緒に(押さえて)見送ってもらって無事帰宅。
ほんとうに感謝感謝・ありがたや〜なのです。

それから、老健のことですけれど・・・
地域差はあるかもしれませんが、現在の老健って特養を申請している人たちの待機施設のような状況になっており、これも結構満床で数ヶ月〜数年待ちのところも・・・です。
なのでそっちも平行して申請しておくことをお薦めします。
本来の目的は在宅復帰なので機能訓練もしてくれるし(^^;)
3ヶ月単位で在宅復帰か更新するかあるいは転院?ということになります。うちは半年間お世話になりました。
老健はね、たしか洗濯代が別途でかかりましたわ〜。

あ、薬用石鹸ミューズですね?試してみまーす。^^b
どうもありがとーーー!
by nakasama (2010-11-26 18:19) 

従者

心が壊れてしまいそうな事が沢山あるのだね。
何も言ってあげられない自分が歯痒い。
もしも、と自分に当てはめてみて、そこまで出来るかどうかが疑問、という事だけは分かる。

うん、私には多分できない。。。

本当に、youさんにもnakasamaにも、頭が下がります。


6月に100歳で亡くなった祖母は、20年以上前に、特養の待機の期間を箱根の先にある老健施設で過ごしました。
彼女は自分から望んで行きました。心も体も病気がちな自分が、母(実の娘です)の負担になるのだと思っていたようです。
以来、亡くなるまでショートで自宅に戻るほかは、ずっと施設の暮らし。
でも、自宅ステイでは、過呼吸等で救急車騒ぎ(不安神経症でした)。

頭が良くプライドも高かった祖母は、施設に入った後も頭はしっかりしていたので、なかなか生意気で嫌味な婆さんでしたが(母が面会に行くのを嫌がるくらい、他の入所者の悪口しか言わない日々がありました。)、私の事が分からなくなった頃から、少しずつ呆けが亢進し、最後は施設の皆に愛される、「こんなお婆ちゃんになりたい」と言われるようになっていました。

今、思うのです。
施設に入ると自分で決めた祖母の気持ちはどんなだったのだろう、と。
そして、父の手前、思うように自分の母親の介護が出来なかった母は、どんなに辛い気持ちを胸に秘めていたのだろう、と。
でも、私の家族の有りようから考えると、それぞれの選択は正しかったのだろうと思います。

youさんの献身の日々は、本当に偉いと思います。
でも、外野から思うと、あちら側に行っている時間が多くなったあやちゃん、もしかしたら、本当にもしかしたら、それがyouさんに頑張りすぎないで欲しいというサインなのでは?とも思ったりするのです。
どうか、余り目の前の事だけにこだわらず、上手に他人の手を使い、自分の生活を後回しにせずに済むように。。。心から願っております。
by 従者 (2010-11-30 21:00) 

toro

>家族は感謝しています。たくさんたくさん、感謝しています!
私もそうでした。
伝わるといいですね。
by toro (2010-12-01 09:22) 

you

*nakasamaさま*
コメント、ありがとう。
明るく迎えられるって、大事ですね。
ウチもそこに入りたい!
施設との出会いも運だしね~。
今も行っているんだけど、どうもヤバイスイッチ入っているようで、
薬を飲んでくれないで、何度も電話が・・・

老健のことは、できた時に仕事で取材したことがあるのね。
退院したけれど、直ぐに自宅には戻れない人の中間施設という位置づけ。
ケアマネからもその提案があったんだけど、
それが頭にあったから、ピンとこなくて・・・
だって、頭以外、健康そのもの。
ところが、何年か経って、今、特養の待機施設化していると
ケアマネさんに聞いて、へぇ~~って感じ。
だとしら、国は考え直さないといかんのではとも思ってる。
特養が少なすぎなんだよね。

老健もそんなことでいっぱいなんで、
探すだけは頼んではいるんだけど、なにか転機がないと厳しいかな?
そんな状態です!!

ミューズ、試してね! 
その石鹸自体が「なに? この匂い?」って香りなんだけど、
尿臭よりはマシ!!

*従者姐さま*
コメント、ありがとうね~。
姐さんの優しさ、沁みる秋です。
風邪、治ったら、遊んでおくれ~~。

認知症って、ほんとに周りを傷つけるわ~。
こんなこと、しなくて済むなら、その方がいい。
お母様、元気でいてくれるといいね!!

認知症の進み方も、いろいろなんだろうな。
悪いけれど、早く、なにもかも判らなくなってくれ!って思うことあるよ。
かわいくなってほしい。

*toroさま*
コメント、ありがとう。
本当に、頭が下がる思いです。
こういう介護職が、もっともっと評価される国にならないといけない。

母の使う介護保険の金額・・・国負担額×高齢者人数
それを考えると、やっぱ、この先、無理だろうな、
破綻するだろうなと思う日々です。
by you (2010-12-04 10:24) 

runa-simada

本当に、壮絶な日々ですね・・・
私の親友が特養で働いてるんですが、彼女がまだ新人だった頃
入所者の方に、優しく接しすぎたのか「うるさいんだよ!バカ」って怒鳴られ
親友はトイレに駆け込んで1人声を殺して泣いたそうです・・・

○と×が交互に襲ってくるマダラボケ・・・介護者にとって、つらい段階ですね
どうか、出来る限り人の手を借りて、乗り切ってほしいものです。

by runa-simada (2010-12-06 01:00) 

you

*runaさま*
「うるさい!」は私もしょっちゅう言われています。
その度に、腹の中には黒いものが貯まっていきます。
その彼女は、少しは強くなったかな? 頼りにしている家族がいっぱい居ますから・・・
がんばってほしいな~。
by you (2010-12-10 09:23) 

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